投稿者: 編集・kinosumaisha

マザーガイアからの便り・本編~ vol.13

マザーガイアからの便り・本編~ vol.13

2017.5.19 マザーガイアからの便り・本編~ vol.13

こんにちは、マザーガイアです。まずはわたくしから交流を始めたいと思います。
本日から、この通信をお伝えするのは、代弁者としてふさわしいスピリットである、カンナ・カムイがうけたまわることになりました。

その他の各スピリット監修のもと、カンナ・カムイが、本当にあなた方との交流を望み、自分からわたくしがこの通信の代弁者、マウスピースになります、と進んで手を挙げてくれました。

彼に感謝していただきたく願います。

それではカンナカムイと変わり、本日もマザーガイアからの便りを始めさせていただきます。

きりさん、前回からわたくしカンナ・カムイがこの大役、すばらしい語り手役に任命されたことをここにお伝えいたします。

この2017年が終わるまで、わたくしとどうぞお付き合いください。そして何か質問があれば、友人に話すようにわたしに質問してください。

わたくしが、責任と真心をもってあなたの問いにお答えすることを、ここで誓いたいと思います。そしてあなたの質問の背景には、読者の皆さま方もおられる、ということを意識しながら問いに対して、誠心誠意、お答えしてまいります。

 (北東北での縄文時代)自然と大いなるもの、人々とを繋ぐ、神官ともいえる役割を担った過去の時代背景を持つこのわたくしが、人間のあたたかみ、そして人間の持って生まれるサガのようなものを織り交ぜながら、交流してまいりましょう。

では本日もはじめさせていただきます。発信元はマザーガイアです。

ここでひとつ注意が必要です。

マザーガイアからの言葉をそのままお伝えするのではなく、わたくしカンナ・カムイが人間味の心情に沿って、ある意味言葉ふしを変えることがありますので、それを了承しながらお聴き願いたいと思います。

ではあなたから、質問したい内容を承りたいと思います。これを聴きたい、という内容があれば、ぜひ我々に投げかけてくださいね。

 

質問・キク:ニュースで絶え間なく流れている現代の社会問題というか、そのような事柄に、わたしたちはどのような心持で、その現実に接すればよいのでしょう。同じ瞬間に生きているものとして、時にはどうしたらよいのかと痛みを感じたり、前途多難さを感じて重苦しい気持ちにもなる時もあるでしょう。

実はわたしも今週、虐待を受けて心に大きなダメージを受けたこどもたちが暮らす施設の映像を見る機会があり、そんな気持ちになりましたので、この質問になったのですよ。

 

 

はい。確かに、世界レベルで地域を超えた格差、その国レベルでの貧困は絶え間なくあることでございますね。これは、人間が学ぶための非常に大切な時代がやって来たという事でもあります

あなた方は、目に見える、起こっていることだけで物事を判断しますが、我々の認識からは次の通りです。社会情勢、不安な情勢、貧困。暮らしもままならない大人と子どもたち。職に就きたくてもつけない人たち。

このような憂い、思い、その社会情勢を変えられない自分への思い。
ですが、社会情勢は性急に個人個人では変えられません。情勢はこれまでの間、あなた方が行ってきた、判断してきた具現ですので、それを瞬時に変更するのは、非常に難しい問題です。

 

ですが、その渦中の中で、何度も申しておりますが、自分より弱い立場の方々に、そして子どもたちに、自分より恵まれていないのでは、と思える方々に思いを寄せるということ。あなたが現在やれる範疇の中で手を差し伸べ「つらいですね、本当に大変だと思います。ですが一緒に未来を信じていきませんか」という姿勢から、人間同士の交流が生まれます。

そうすれば、希望に転じることがなかなか難しい方もいらっしゃいますけれども、中には希望に転じる方がおります。

数は少ない人ではありますが、その希望が各地にぽつ、ぽつ、ぽつりと現れたならば、やがてそれは共通認識として、人々の前進しようという原動力になるのではないでしょうか。

これが今、あなたの問いかけに対して、答えとしてお伝えしたい内容です。ここまでで分かりにくい内容はありますか。

回答・キク:大丈夫だと思います。

では続けてまいりましょう。

いままで、このマザーガイアからの便りを読んできていただいたすべての皆さまにここでお伝えすることが一つあります。

ご自分の心が受け入れられるものだけを受け取り、自分の人生の糧、方向性にお使いくださいと、我々は毎回毎回言葉にしております。

 それは、我々にも言えることです。我々もあなた方のような経験をしたスピリットなのです。

これは連携、意識のリレーと全く同じです。過去に経験した存在として、今経験している方々に、この言葉だけをお伝えします。あなた方がいま経験している辛いこと、喜ばしいこと、それは必ず次の世代の方々の礎になり、道標になります。

 そしてあなた方は時期が来れば、まだ経験が少ない方々へ道標を指し示す、重要な存在であるということです。ですので、どうぞ自分自身の現状の最善をもって、人と、動物と、自然界と交流なさってください。

それがあなた方すべてに共通するテーマです。

みなさんは、ご自身の経験を次の世代の道標として役立てることが出来るのです。

次の世代が苦しんでいるのであれば、その答えを同じ経験をした者同士として話し合い、方向性を指し示すための経験をしているのだ、という事を理解なさってください。決して無駄に苦しむための人生ではありません。

このことだけをお伝えし、話題は次のカテゴリーに移りたいと思います。

現在、この次元で行われているような紛争の火種が撒かれておりますけれども、それはこれまでお話ししたように、人間同士の認識の違いがすべての原因です。認識は経験値が違えば異なるという事であります。

1歳児と10歳児は違います。そして20歳のある程度経験値を積んだ認識はぜんぜん違うのです。人間は、0歳時から約30年間の経験値が、その後の人生のスタンス、あなた方の人生を指し示す物差しを形成することになります。

そしてこの生後約30年間の経験は、その後のあなた方人生の幸福感を左右するかけがえのない時間ですので、本来、経験を積んだ大人、年長者の役割としては、この時期の自然環境やら人間環境を健全なものに整えていくことが必要となりますでしょう。

本来そのようなことが社会の中で行われたのならば、人間同士多少の衝突はあっても、決定的なダメージにはつながりません。言い換えるならば口論はしますけれども、人を殺めるということではなくなるのです。

そして自分より弱い立場の存在を殺め、虐待するということはなくなるのです。これは、暴力に抵抗が難しい存在という事で、人間であっても他の生き物であっても同様です。

あなた方人間は、非常に高等に優れた素質をもった存在です。ですので、この誕生から30年間の時間を大切に、そして美しい環境で過ごしてください。これを今日のしめくくりの言葉に変えさせていただきます。

非常に今日はわたくしも緊張しております。なぜかと申せば、各ソースの方々の代弁者となりますので。これは、2回目、3回目、4回目と回を増すごとに、もう少し流ちょうな分かりやすい言葉使いになりますので、今日はこの辺でご勘弁願いたいと思います。

そして日々の中で、ご自分の近々しい友人や親子、恋人、そして自然や動物たちと出来る限り、心あたたまる交流をもっていっていただきたいと改めて切に願っております。

それでは、また6月にお会いしましょう。

マザーガイアからの便り・本編~ vol.12

マザーガイアからの便り・本編~ vol.12

2017.5.6 マザーガイアからの便り・本編~ vol.12

今日はこのような藤の花を、この空間に招いていただき感謝しています。

(編集より:今回は、季節がらふんだんにあった藤の花でつくったレイを掛け、藤をふんだんにテーブルに配置して霊団をお迎えいたしました。)

わたしはこの霊団の一人である、14番目のスピリットです。それでは今日は、懐かしい人物から、この第一幕締めくくりの対話といいますか、霊団からのメッセージをお伝えいたします。

  ~約1分経過 ~

 こんにちは。カンナ・カムイです。いかがお過ごしですか。

初めの船出は非常に心配事が多々ありましたが、いまは少し落ちついているものと思われます。そして本日は、いままでの振り返り、そして一つの区切りとしておおまかにわたくしがお伝えさせていただきます。

何か、キクさんからわたくしたちに対して、質問したいことがあればどうぞ。

質問・キク:前回のこの通信の締めくくりが、次は13番目の方がお伝えするとありましたが、今日は懐かしいカンナ・カムイさんがいらしてくださいました。

今回は、彼らには次の急務な役割がありますので、あえてあなた達と親しく長い交流を経た、わたくしがやってまいりました。

 霊団のこれからの方向性、そして今この次元であらゆる問題が起こっております。起こっている本当の物語、そしてあなた方現在生きている人達がどのようにこの恐怖心というか、この不安感というものを和らげられるか・・・そのようなものを少しでも和らげるための協議をしております。

ですので現在、14のスピリットのうち、8のスピリットは、この世界で言えば打ち合わせ会議というものに、勤しんでおります。

 

質問・キク:ですので予定とは変わり、そもそも初めの段階から親しみが深い、カンナ・カムイさんがいらした、ということなのですね。

 

はい。わたくしが今回このテーマに沿った振り返りにあたって、最初から交流がありますので、わたしがふさわしいだろうという事に決まりました。わたくしも、14のスピリットの一員ですので。

回答・キク:はい。わかりました、ありがとうございます。それは、今後のマザーガイアの便りの内容について、協議されているということなのですか。

 

その他に、この次元の地球では、少し不安定な状況にもありますね。

あらゆる紛争の火種が、今撒かれております。その不安感を少しでも和らげるため、そしてあなた方のその不安感が助長されないような物語を、わたしたちは今一度、伝えることを意図しながら、打ち合わせをして、そしてほんの少し内容を軌道修正しているところです。

 

質問・キク:わたしから、これまでのお話しについて質問を。ということなのですけれども。

 

すべての領域についてで構いませんよ。何か、いま知りたいと思う事があなたにとって今必要なことであって、読者の方々も必要なことだと思われます。

これを踏まえてわたくしから、読者の方々に最初の言葉を用意してまいりました。まずは、あなたの質問から、わたしとの会話を始めましょう。

 

質問・キク:分かりました。では、今は不安定な状況、というお話が出ましたが、国際的にも不穏なニュースが重なり、確かにあらゆる火種が撒かれている状況とも言えそうです。胸を痛めるニュースもありますね。その中で、どのような心持で日々暮らし、私たちの暮らしの中で何をして行けばよいのでしょうか。

 

大前提として、あらゆる情報は、人間の意識を通してやって来ています。そのおおもとの物語が、どのような作用をもたらすか、我々のレベルからすれば、あなた方の認識や理解とはまた違った物語、そして予定があります。
ですので、その心配や不安事に集中しないで、あなた方の心がざわめきなさらないようになさってください。

 そして、前回も前々回も申しておりますように、壊滅的な世の中の状況にはならない、ということだけをあえて今、お伝えさせていただきます。日々暮らしの中で交流のある方々へ、最善のことをなさっていただきたいと我々は願います。

 人間というのは、身体を持って生きているというのは、なかなか大変な部分もありますので、その生命の存続に関わる重大なこと、それを非常に危惧し、不安に思う事でしょう。

 ですが昨年の暮れ、そして今年の初めに申しましたが、この星全体に及ぶ壊滅的な紛争や自然災害は起こりません、と我々はお伝えさせていただいております。

 

質問・キク:そのような中で、小競り合いのようなものは確かに発生すると聴きましたが、それが重なっている状況、とも言えるのですね。

 

そうですね。

 

質問・キク:ですので、わたし達はそのような状況に、祈りを捧げたくなります。そしてその中においても私たちは希望を持って前に進んで行かなければ、ということなのですね。

そうです。理想のビジョンを持って生きて行っていただきたい。その思いは、必ず現実になるということです。

 

質問・キク:はい。私たちは、どのようなことがあっても、ビジョンを持って、希望を持って前に進んで行かなければならない、ということは分かりました。

そのような紛争や災害が起こった地域の被害に対して、胸を痛めたり、心配をされたりする方々もたくさんいらっしゃることと思います。私たちは、そのようなニュースに囲まれて暮らしておりますから。

では、私たちの祈り、「大変でしたね、どうかこれ以上被害が広まりませんように、亡くなった方々に、あなた方が天国で安らかに癒されますように」という思いや、ご遺族の方を思う気持ちなど、そのような祈りの気持ちは、どのように、天界のあなた方の世界に届いているのでしょうか。

 

天界は、我々の世界と少し異なっています。我々は、天界に位置している者ではありません。この次元の隣に位置している存在です。ですので、天界のことを我々はこと細かく理解はしていませんが、大まかなことはお伝えさせていただきます。

 

質問・キク:そうなのですか、それは知りませんでした。そのような方々への思いというか、状況に対しての祈りはどう届くのか、という質問でした。

 

祈りはその対象者に対して、ダイレクトに届くシステムが出来ております。

あくまでも、天界と言われる世界は、スピリットの世界でありまして、そこの住人たちはほぼ以前、地上で身体を持って経験した存在達が暮らしております。ですので、人間の争いの原因、感情、そのようなことを理解しています。

天界は、そのような祈りが地上から上がって来た場合には、その対象者に、そのままお渡しするということの中継局としての役割を担っております。

 

質問・キク:では、あなた方霊団のみなさんはどこにいらっしゃるのでしょうか。

 

この次元の隣と申した方がよろしいでしょうか。あなたがた、この2017年の時間軸の隣におります。他にも、我々と似たような霊団がこの次元にはおります。

 

質問・キク:霊団と呼ばれる方々が、その次元にいるのでしょうか。

そうですよ。霊団は、多種多様。いろんな地域に存在していますので。この地球は一つの惑星です。次元です。ですからその隣の次元に存在するという事は、すべての領域に存在しているという事です。

我々は、日本という国の、一つの地域に固定されて、そこを活動拠点として選んでおります。我々と似たような霊団がこの次元にはたくさんいるのです。

 

質問・キク:では、あなた方がいらっしゃるところは、主にそういった、何かに役立ちたい、といった目的を持った霊団がいるところ、という理解でよいのでしょうか。それと、亡くなった方々、つまりスピリットがいる場所は違うということなのでしょうか。

そうです。目的については、何度もお伝えしておりますが、それ以外の物語はありません。

亡くなって、スピリットであるということの性質を理解した方々が、天界に昇って、そしてもう一度、新たな目標を立てて、また新たにこの惑星地球に意味を持って転生してくることを行うのがその天界と呼ばれる地域でございましょう。

 

質問・キク:では、もうこの地球に生まれてくる予定がないスピリットはどこにいるのでしょうか。

 

それは、この天界のもう少し違う階層におりますよ。天界でも階層があります。

 

質問・キク:はい。では、祈りはそういったシステムがあり、届けられるということですね。では、生きている方への祈りはどのように届くのでしょうか。

まったく同じです。生きている方への祈り、そして魂への祈り。そのようなことすべてが一度天界に昇ってまいりまして、そこからすべて中継されていきます。

みなスピリットを持つ存在です。生きている方に届ける場合も、スピリットの世界のエリアを通り、そのスピリットに届けるのが望ましいことなのです。

 

質問・キク:なるほど、私たちの愛情のある祈りは、必ずそのように届けられるということが分かりました。

 

試練ではございません。困難な状態を、どのような自分の立ち位置として選び、そこに進んでいくのかが問題です。

 

では、おさらいを、進めていきたいと思います。

人間の役割分担は、グレートスピリットの意向に沿って行われているということを、前回までにお伝えさせていただきました。

 そしてここからは少しの間、このインターネットという媒体を介して、今日のこの霊団の語り手として、わたくしカンナ・カムイが、必要とされている方々のイメージに届けるメッセージをここでお伝えしたいと思います。

同士の皆さま、そして自然を愛するみなさま。この我々の言葉を心待ちにされているすべての皆さまにお伝えいたします。

あなた方の不安、そしてあなた方の理想とする在りかた。世の中がどのようなことに相まっても、自分の誠意というか、ご自分の役割分担を見失うことがないように、強い意志を持って生きていっていただきたい。

 これが、我々の霊団、そしてグレートスピリットの意向です。

家族構成、そして世の中の不安定な要素、他にも思い煩う事や悩みもたくさんございましょう。すが、あなた方は、どのような領域でも、ご自身が選んだ目的を持って、生きていく。そのことを優先させていただきたいのです。

 我々は切に願い、あなた方すべての皆さまにお届けいたします。必要とあれば、我々を思い出してください。我々は、いつもあなたの側におります。

 

ではいままでの12月~4月までのおさらいということで、わたくしは、キクさんと、この振り返りを交えながら、対話形式で進めることを望みます。よろしいですか。

回答・キク:はい。

 

では一つ、わたくしからあなたに、問うことが一つあります。人間の本質、そして方向性。これを知ったものは、あなた方肉体を持った存在としては、どのように変化することが可能でしょうか。まずこのお題を通して、わたくし達に答えていただきたいものです。

 

回答・キク:私が印象に残っている言葉として、人として生きている以上、人間としてこの地球に生まれたということは、自分よりつらい状況にあるものに手を差し伸べるといったお話がありました。

これは、あなた方のこれまでのお話をまとめると、私たちはみなつながりを持ち、三位一体であると聞きましたので、対象は人間だけではありません。動物や自然も含めすべてのことでしょう。

 手を差し伸べる、そして差し伸べるばかりではなく、自分が苦しい時には、自分より少しでも状況が安らかな人たちに助けを乞う。その循環こそが大切で、そのようなことですべての存在が進化向上していく、ということでした。

 

簡潔に、道筋はそこにあります。その他の道筋はありません。非常にここ4か月、5か月の間、あなたは認識のエリアを広げましたね。喜ばしいことです。

では生命の循環、そして微生物から大型生物、そしてこの自然の中心存在である樹木。そして、土の中にいる存在達。この繋がりを、あなたはどのように、この45か月の間に学びましたか。

 

回答・キク:そうですね。その循環は、グレートスピリットがつくった、一部の狂いもない完成されたテクノロジーのようなものだ、と学びました。これはその性質故に、人間が破壊しつくしてしまうことは出来ません。弱らせることは出来るかもしれませんが、それは必ず、巡り巡って人間に何か影響が戻ってくるとのことでした。

このシステムを人間は真似ることは出来ても、つくることも破壊することも出来ない。私たちを、生かしめているこの力、神の力が働いているという事です。これこそが大いなるいのちと自然の神秘ですね。

 

その通りです。

質問・キク:これは、いまもって科学で証明できることに至っていない様子です。ただ、私たちを生かし、このように命を躍動させ、そしてこの循環するシステムというのは一体何なのか、という本質を解明したい、と願う方々のことが気になります。

 

今、世界ではそのような人たちが存在してきつつありますね。

例えて申すならば、この地球という惑星、あらゆる生物の命を生かしめているシステムというものは、あなた方のテクノロジーで言えば、次のようなものだと思ってください。

 

コンピューター、そしてコンピューターを司っている脳に値するCPU,そして許容範囲のエリアの役目をしている記録メモリー媒体のバランスが大切です。パソコンと言われるものは、神の作ったテクノロジーを真似てつくっていますので、同じような働きの性質の一つとして、位置づけております。

 あなた方が作ったコンピューター、そのおおもとは、神のテクノロジーであるということをご理解なさってください。この次元は、まさに神がつくったコンピューターシステムの中に存在しているとも言える、という事です。

 

質問・キク:ですが、生命の息吹を吹き込むことは神(グレートスピリット)しかできません。人間は自分たちの作ったパソコンに、いのちを与えることは出来ない、という事なのですね。

 

そうです。最初から、この何兆個にも及ぶような細胞を組み合わせて、その生命体が子孫を増やしながら進化していくシステムは、神以外につくることは出来ません。

何回も申しておりますけれども、人間が人為的に作るものは、すべて発展性がありません。それは興味本位でなさっていることなのでしょうね、みなさま方。

 あなた方は、その神といわれる、グレートスピリットの分霊ですので、その領域を超えて行うことは、どのようなことがあっても不可能なのです。分を知る、ということは暴走を避けるということにもつながります。

ですので我々は、あなた方の存在意義を、本当にエナジーレベル、スピリットレベルでお伝えするために存在している、といっても過言ではありません。

 

例えば生物のクローンと呼ばれる技術もありますが、あなた方の技術は、生命体を作っているのではありません。誕生するシステムを意図的に、人工的に設定することと、その身体に入るスピリットは別のことでありますので、誕生することは可能でしょう。

ひとつ言えるのは、あなた方は生命体を作っているのではありません、ということをお伝えいたしましょう。

 

質問・キク:この命の不思議さ。30歳になる頃「生命への畏敬」というシュバイツァー博士の言葉に出会って、強いインスピレーションを受けてからでしょうか。私もその神秘を、自分の速度で、一生かけて探求していきたいと思った一人でした。ひとつ、この生命の神秘を謎とくエピソードをよいでしょうか。

数年前というか、それなりの年月は経ったかと思いますが、江の島神社という神社にお参りに行った帰り道でのことです。もうすぐ参道を抜け、海の方に出ようとするとき、私の前方を歩いていた男性が担いでいた水桶から、魚が一匹、飛び跳ねました。

心底その時、驚いたものです。この魚に入って、いま飛び上がらせている生命の力は、いったいどこから来るものだろうか・・・と思って心底はっ、として疑問に感じたものでした。天啓にも近い驚きでした。

つまりそのいのちを躍動させる力は、いったいどこから来るのだろうか、という初々しい疑問でした。私たちは日頃、そのようなことに囲まれて暮らしているので、当たり前のように思い、普段は意識しませんが、原初に戻れば、それは果てしの無い疑問のように思います。

根源のようなものです。このような生命力、躍動感というのは誰が吹き込むのだろう、この魚という形をした物質に!と。

簡単に申せば次の通りです。生命は躍動感に満ちています。そして健全に成長し、健全に世の中の一つの歯車として、個性を持った存在として、生きる責任があります。

 その魚に入っているものも、まったく、神の、グレートスピリットの分霊に相違ありません。ならば、いのちの躍動感の質量は違えども、同じ性質を持って発生し、その生を全うする役目があります。あなたはその躍動感、その魚に入っているスピリットのエナジーを理解し、本当にその時不思議と思い、畏敬の念を持ったのでしょう。

そして、この物語に非常に興味を持っている読者の皆さま、もう一度自分の周りの躍動する姿に、もっと対峙してみてはいかがでしょうか。

わたくしは強くその物語を望みますよ。

 

質問・キク:また、最近読んだ本の中に、花を咲かせることに作用している物質というのが解明されているそうですが、どんなに科学が発展しても、いまだに人間は、その開花させるための物質を真似てつくることは出来ていない、とありました。

そうですね。よいところに着目しております。

 

 自然農法でりんごの栽培をされた、北国のある方も、そのことをよく理解されているはずでございますよ。自分たちは、育てているのではない、環境を整えているだけだ、という彼の言葉がございますが、それはまったくその通り。

 その神聖を理解した者が発する言葉でございます。

 

質問・キク:なるほど。究極のところまで行って、それをさとられた訳ですね。

そうですね。そのような人物がなされた仕事というのは、発展しないのが不思議でございますね。彼はりんご栽培、そのような栽培技術の中に神聖を盛り込んだ、農民の方だと思います。

 

質問・キク:花を咲かせるのも、神のテクノロジー、その物質を人間は作ることができない。そして生き物に入っている躍動感も神の息吹。これも人間はつくることが出来ない。

 はい。その要素として必要なのは、この地球の太陽系にある、いのちを内在した星です。

太陽からの距離、その宇宙空間に漂っている、星のかけらが衝突しないようにあらゆる物質、そして磁力を引き付ける能力を持った惑星たちが、この星を守っているのです。これは、奇跡に近い物語ですね。

そしてこの惑星には磁力が発生しており、薄い膜のようなものが発生しながら、この生態系を維持しているという、本当に奇跡を超えているといってもよい物語。これをもう少しあなた方の知識と感性を持って感じていただきたいと我々は願います。

わたくしは過去にカンナ・カムイとして生きた時代がありましたが、そのことを理解していた訳ではありません。ただ、約6000年前、部族の神官として、自然の営みの物語を伝える、という役割を担っておりました。

そのことだけは理解しておりました。ですが当時、わたしは人間という身体に入っていて、ある程度自分の限界も感じておりました。そして今、時間軸を超えて、このように皆さまにお役に立てることを本当に感謝しております。

どうぞ、ネイティブに由来する物語を必要とされる方々、そして自然の神秘の物語を理解しようとしている方々に、わたくしはほんの少しでも言葉としてお伝え出来たことに感謝しております。ありがとうございます。

 

質問・キク:ありがとうございます。昨年、カンナさんの縄文にまつわるネイティブのお話し、それがどれほど私たちの心にくさびのように響いたでしょうか。

自然の神秘のドアに、鍵を差し込むようなお話しだったとつくづく思う所です。あのようなお話は、その頃の実体験がなければ、到底スピリットに届くようなことにはならないのでは・・・と思っています。

 

そうですね。なされたことに、非常に満足しております。

 

質問・キク:個人的には初めに興味深いカンナさんのお話しがあったからこそ、読者の方々が続けて読んでくださっている、と感じてもおりますが・・・

それならばうれしゅうございます。

この12月~4月。読者の皆さまは、非常に目を皿のようにして、驚いた内容もございましょう。我々は、手に取るようにわかりました。目から鱗どころか、たくさんの常識が覆ったことでしょう。

 

質問・キク:ですので、わたしも載せるときはいつも本当にくるしかったり、大変なのです(笑)裏舞台では、毎回毎回、こうして通信に参加するたびに、「今回は難しいなあ・・・」と、思って編集が終わるまで神妙な面持ちです。

私自身も通信の意味を理解してお届けするために、一度の便りで2~3回、通信の時間を設定することも多々ありました。

ミディアムである佐藤は、通信内容についての記憶は毎回ほぼないのですが、その役割の性質ゆえに、私たちとは違った面でも成長が必要で、彼もまた同じように大変だったと言えます。

今日は読者の皆様も、大変なこともあったとうかがって、いわば私たちは、一緒に壁を超えて扉を開き、乗り越えて成長しようとしている仲間のような方々なのだ・・・と初めて感じているところです


そしてわたくしたちも、非常に躊躇することもございました。微生物から始まり、すべてが繋がっているということをお伝えするのは、時期早々なのではないか。

という思いもありましたけれども、我々霊団の意図するところは、そこからすべてが派生していますので、これを伝えなくて何を伝えるのだ、ということもこの14のスピリットから構成される霊団で協議してまいりました。

それは、2年前に遡る決まりごとがありましたので、そのままお伝えさせていただきましたよ。

ある意味、これまでの叡智ある霊団が残したメッセージを読まれている方々でも、非常に戸惑う部分があったことでしょう。
ですが、その当時、
我々がお伝えしているようなことを話してしまったのでは、あまりにその当時の一般の認識・理解とかけ離れているために、人類の認識がぴしゃりと襖をを閉ざしてしまうようなことにもなるでしょう。

 

質問・キク:そうでしたか。進化・成長に関することですね。その部分の理解が私自身未熟で、この通信でお伝えの仕方が分からなかった、ということがありました。

 先日、宮沢賢治さんの記念館を訪れた際に、手に取って開いた本のページに、その時、霊団の皆さんがお話ししていた、微生物からのスピリットの連鎖について、その真意が書かれていました。

私自身、理解がいまひとつ及んでいなかったために、この便りで伝えきれていなかった部分がすべてそこにはあったのです。くづく驚いて、ようやく私もそのことを理解する、理解しようとするスタートに立ちました。

ですので、これからは、前回よりは真意に沿ってお伝えすることが出来るのではないか、と思います。

 

この通信の締めくくりとして、ぜひあなたが宮沢賢治さんと言われる方が、過去にそのようなことを遺していた、感じていた、書物に残しているという紹介をしてただければ、もっとこの通信を読んでいらっしゃる皆さんへのプレゼントになる、とわたしは思いますよ。

 

今日は、おさらいということでわたくし、カンナ・カムイがやってまいりました。

次回は、マザーガイアのメッセージより、始めたいと思います。

今までの内容から、今後、そして次の世代のつづく物語の概要・・・をお伝えいたします。

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ここからは、編集管理からのお知らせです。

宮澤賢治記念館にしばらくぶりで行ってきました。

文中にある、微生物から始まるスピリットの進化に関して、この通信でお話しされていたのですが、私自身も理解のハードルが高く感じて、この便りでは一部割愛させていただいておりました。

その内容に相応していることを、先人、宮沢賢治さんの遺された文章でふと開いたページで出会いました。うっかりしたことに、その書とページを控えていなかったので、探す必要があるのですが、時間ばかり要してしまい、まずはこの便りをアップさせていただこう、と思いました。

もしご存じの方がいらしたら、ぜひ教えていただけるとうれしいです。

賢治さんの童話・ビジテリアン大祭にも、真意は同じ意味ととれる内容がありますので、今日はこちらをご紹介いたします。

「率直に述べようと思ふ。総ての生物はみな無料劫(カルパ)の昔から流転に流転を重ねてきた。(中略)だから我々のまはりの生物はみな永い間の親子兄弟である。(後略)」

(宮沢賢治・ビジテリアン大祭より)

次回のマザーガイアの便りは、5/20(土)にお届け予定です。

マザーガイアからの便り・本編~ vol.11

マザーガイアからの便り・本編~ vol.11

2017.4.15  マザーガイアからの便り・本編~ vol.11

あれから10日の時間が過ぎました。(編集より:前回の通信受け取りから)

前回、人間と動物、自然界の関係性をお伝えしました、12番目のスピリットです。

毎回毎回欠かさず、そして初めてこの通信を読んでいらっしゃる読者のみなさんへの、このような言葉からと始めたいと思います。親愛なるみなさまへ。わたくしたちは14のスピリットから構成されている存在です。わたしはその中の、12番目のスピリットです。

あなた様方にこれからお伝えする内容は、あなた方の琴線に触れることでしょう。難しい言葉はいっさい使いません。皆様が理解しやすい言葉を選んでお伝えしたいと思います。

 自然と動物、そして人間の関係性をテーマに、前回の続きから始めましょう。

 

前回書ききれなかったことからはじめましょうか。では、その書ききれなかったことを、あなたからお伝えください。

質問・キク:人間は自分の意思で、この時代、食べ物を選択できるようになりました。しかし私たちの飼っている犬や猫などの動物達は、肉食的なものを身体が要求せざるおえないのではないか、というのはどのように解決していけばよいでしょうか。

なかなか良い質問です。前回も、わたくしがあなたにお伝えしたこと、そのままもう少し解りやすいようにお伝えしましょう。我々とこの人間界に暮らす動物達。野生の動物たちは今回別の内容としましょう。
コンパニオンアニマルと呼ばれる一緒に暮らす動物達。主に犬や猫達ですが、この子達はどうでしょう。我々人間が変化すれば、食べ物が変わっていくのでしょうか。このまま、肉食は肉食なのでしょうか。この2つの疑問にあなたは、どちらなのかということを知りたがっているようです。

明確にお答えいたしましょう。いずれ未来には変化していきます。

犬と呼ばれる動物達は、雑食という種類に入っています。ですが、猫達はネコ科の動物であり、肉食獣でありますので、あなたは肉食以外考えられないという先入観に捕らわれていることでしょう。

ですが、人間と一緒に暮らしている猫の食生活は、世界レベルで僅かに変化しつつあります。植物性のもの、例えば野菜を食べようとする猫、肉をあまり食べたがらないような猫も、実際少数ではありますが、以前には存在しえなかった個体が現れてきております。

それはなぜかと言えば、この地球に一緒に暮らす人間たちが変化しつつあるからです。

動物たちは、人間の認識が変化すれば、それに同調し、彼らもすそれに伴って少しづつ移行していく、といった性質があるのです。

 どうして人間の隣で生活していくということを、選んだのでしょうか。それは、人間と一緒に変化していく、進化していくという事を望んでいるからです。

まずは人間が変化しなければなりません。いずれ人間が変われば、野生の世界も変わっていきます。なぜならば、人間にたくさんのことを知らせるために、動物達は存在していることをお忘れなく。
人間と動物、そして自然は三位一体であります。

人間は、この惑星で学ぶ、ということを決めております。ですので、学ぶのであれば、学ぶ対象が変化すれば、すべての状況が変化する、という訳です。

今回の4月は、人間がどのような存在なのか、そして自然との関係性、動物界との関係性を本当にわかりやすくお伝えするのが、今回のわたくしの役目です。そしてまた少しの時を経て、戻ってまいります。

この星で学ぶことがたくさんあります。

自然を大切にする、そして動物達に、愛念の気持ちを持って接する、これがどのようなことを生むのでしょうか。想像を駆り立てながら、認識を広げながら、どのようなことが起こってくるのかと、想像してみてください。

 人間の神聖が向上すればするほど、自然環境は健全になっていくことでしょう。なぜならば、人々が必要以上に環境に負荷をかけたり、汚すということをしなくなってくるからです。
自然界との健全な接し方、これはどのようなことでしょうか。今後、10年、20年、30年の間、人間はこのことに集中しながら学んでいくことでしょう。

生態系の本当に複雑で奥が深いこの役割分担、これはあなた方の脳内にあるシナプスの役割に近いものがあります。小さな微生物から、大きな樹木まで、この役割は寸分の狂いもなく連結されております。

あなたの理解している中で、どうぞこの内容をあなたの言葉でわたくしに投げかけていただきたいものです。

質問・キク少し前の通信にあったように、それはつまり神のテクノロジーということでしょうか。自然環境は本来人間が手を加える必要はなく、独自のシステムで動いていけるように設計された、神のテクノロジーという事でしたね。

 

はい、人間の手からは独立しております。

質問・キク:そのような神のテクノロジーを、人間が作り出した物質で必要以上に負担をかけているなど、自然界に対して行われていることに気が付くことが必要、ということでもありますね。

はい。もう気が付いている方もいますが、まだ意識が届かない方も大勢おります。

 

質問・キク:それがどのような結果を自然界にもたらし、巡って人間に影響してくるのか、といった繋がりの理解のお話ですね。

そうですね。ですが、神のテクノロジーは人間の手に寄って破壊されることはありません。多少なりともダメージはあるでしょうが、完全に亡きものにはなりません。このことを改めてご安心願いたいと思いますが。

質問・きり:すっかり壊れてしまう、という事はありませんが、そのようなダメージを受けた中で人間やその他の生き物達が暮らすということは、かなりの影響を受けてくるということでもあると思います。

 

そうですね。人間側が制限されるという事です。

そう、微生物は何を思って生存しているのか・・・その自分の役割をよく理解しているからです。微生物に心がないと思われるでしょうけれども、認識とあらゆるものを察知する能力はあります。

そうでなければ、微生物界で生存しては行けません。そしてその生存する意味は、次の何かに繋げていくということです。これは、生存のリレー、いのちのリレー、そして物事のリレーになっていきます。

 水を作り、空気を作り、そして人間が必要とする食べ物を作るという事・・・それはこの自然界、そしてこの自然の神のメカニズムがなければ、成り立ちません。

そしてここからは少しの時間、わたくし12番目のスピリットの監修を得て、わたくしと近々しい協力関係にある、5番目のスピリットが伝えさせていただきます。

こんにちは。5番目のスピリットです。12番目のスピリットと変わって、この星地球、そして自然界と動物界、人間界。この一体の物語を再開させていただきます。

人間はこの星の生徒であると言えるでしょう。生徒というのは、この星に生きてたくさんのことを経験し、少しづつ少しづつ、頭脳、スピリット、在り方、感受性を成長させていく物語の途中にあるということです。きりさん、この深部の物語の意味を、理解して頂けますか?

回答・キク:はい。

 

では、人間が動物に対して行っている、誤った行動、在り方、認識・・・これは今現在、約50%終了していることをお伝えいたしましょう。5年前、10年前、15年前、20年前、25年前・・・この短期間の中で、どれほど関わる人間の認識が変わったことでしょう。

例えばあなたが関心を持った時から比べれば、いま現在は、動物収容施設の在りかた、動物実験の扱いなどもたくさん改善されたはずです。これはあなた方、関心を寄せる人間が、非常に真摯にこの問題を解決したいと願った・・・その現れでございましょうね。たくさんの仲間もそこに協力しています。いま振り返って、どのようにあなたは感じていますか。

回答・キク:そうですね。この活動は、なんとかしたい、という心ある方々のボランティア、命への奉仕です、これはもう本当に。まだまだ解決を目指すものは山積みだと感じますが、確かに前進している、そう感じています。

あなた方が活動できるように、あなた方の数年前、数十年前から道を開き、準備なさってきた方々に感謝の気持ちも送ってあげてください。誰一人欠けても、この物語を動かすことは非常に難しかったのです。
あなたもその活動に対して、非常に情熱を持ち、そして自分の自我というものを抑えながら、改善したい、改善したい、その思いでやってまいりましたね。

回答・キク:人は責められ、貶められ、気付きを得る訳でも何かを改善しようと思うものではないと、自分の経験からも思います。人を尊重し、理解しようとする気持ち、最終的にはそれがすべてを動かす原動力となりそうです。

 

そして動物界が存在しているのも、この豊かないのちのリレーを持続できる自然環境があってこそのことです。自然環境は、母親のような存在でもあります。ゆりかごのように守り、育て、育み、そしてその個体としての生命が燃え尽きるまで見守るという営み。

この水の要素、植物の要素、そして土の要素。これがあってはじめて動物の世界は、存在できます。

そして人間はこの星で、どのような学びを得ているのか、得るのでしょうか。
この大変興味深い内容に進んでまいります。

ここまで自然界、動物界との繋がりについて、我々のメッセージからどのように理解されているか、そして望ましい人間のひな型のようなものを、どのようにあなたは感じているのか、ぜひあなたの審神者としての目線を通して、我々に聞かせてください。

 

回答・キク:この地球に存在する仲間はすべてグレートスピリットの分霊、生み出したものですので、それらが学び、進化していけるような土壌がはじめから用意されている、ということ・・・

そして、時間軸に沿ってわたしたちは確かな進歩を進めてきている、ということ。

一見悲惨な様子に見える今の現実であっても、例えば動物の扱いや環境破壊の理解、また困難な状況下の人々に対する人道的な支援や理解など、数十年前と比べてみれば、確かな進歩を先人たちの努力もあって歩いてきている、と思います。

 つまり、今の悲惨な面を見て憂うよりも、わたしたちは今まで辿ってきた進歩を見据えながら今後を再構築していくことが出来る、と感じています。

 

はい。まさしくその通り。付け加えるならば、ご自分のスピリットの性質をもっと理解していただきたい。グレートスピリットの子ども達よ。我々も子ども達であり、あなた方も子ども達です。動物たちもしかり。植物界もしかり。

ただ、役割、役目が違っているのです。我々人間は、その他の存在たちへの振る舞いに対して、自分達の感性を使い、「私たちはどのようにふるまうのか・・・」と、自問自答しながら、判断されることを願っております。

判断とは、グレートスピリットの意向に沿う、判断という事です。人間は、それぞれの個性豊かな身体に入っている存在です。

人間は自分の神聖を知り、そして他の存在に手を差し伸べ、はじめて心が満たされ、自分の良心というものに気付いて行きます。人間のこの地球でのテーマは、そこに発生しているといっても過言ではありません。

 ですので、自分の心、頭の中、胸にチクッ、と刺さるような感覚がありましたら、その刺さった感覚を育て上げ、それがどのような過程で発生したのか・・・それを理解し、次の世代の人達にバトンを渡す旗印を立てていっていただきたいと思います。

これがわたしたちスピリットの役割です。

 

5番目のスピリットのわたくしも、身体を持っていたころ、そのようなことに明け暮れ、日々涙をし、嘆き悲しんだ経験があります。

質問・キク:そのようなこと、とは何でしょう?

 

人間の残忍さ、そして人間同士が殺し合う姿・・・当時はそれが一般的に罪悪感を伴うことではなかった、という時代に生きておりました。今から、5千年、6千年、一万年以上も前の話でした。

質問・キクその頃と比べれば、私たち人間は、人道的な思考、倫理観がどれだけ変化しているのかが分かります。いまの時代だけみれば、まだまだ悲惨・・・と見えたりしますが。

 

神と言われる旗印を立てて、他の民族を殺戮していった時代。どれほど神と呼ばれる存在が嘆いたことでしょう。たくさんの宗教には、その誤った行いを修復しなければならない時期がやってきています。宗教とはなにか、神と言われる存在はどういうものなのか・・・今一度見つめなおす時代がやってきておりますね。

 そのためにも我々は存在しております。宗教の倫理観というものは、非常に多岐にわたっております。あくまでも、神(グレートスピリット)と言われる存在を、人間に置き換えてしまっているものですから、それは争いの原因になりました。

 自我と自我がぶつかってしまう要素の一つでもありました。もう、ここから10年後、50年後、100年後・・・過去の産物のように、服を脱ぐようにそこから脱皮してください。

 

ここからは、この激動する世の中の変化、そして到達する予定の時間軸も織り交ぜてお伝えいたします。では、再び12番目のスピリットに変わります。


12番目のスピリットです。
今回は、変わりゆくこの現実世界、この2017を現実世界と名付けましょう。我々の世界からすれば、我々の居るところが現実社会であって、この2017年の地球は、経験世界と認識はしておりますけれども。

この次元で生きている方にお尋ねします。大きな畜産動物や動物実験、野生で生きている動物に対する人間の在り方。それはどのくらいの時間を経て、我々の認識が変化していくものだとあなたは感じていますでしょうか。まず、あなたにお尋ねします。

 

回答・キクまず、段階を経ていくのだと思います。まずは、一緒に暮らしている、身近な同情心や疑問を抱きやすい犬や猫から裾野が広がり、段階を経て変化していくのではないかと感じています。

いまから50年前、どうだったか・・・あえてお話しさせていただきますけれども、その位の時間は必要なのかもしれません。ですから、あなた方の世代ですべて成し遂げるような物語ではありません。

 それでも、今後5年のうちに、人間の身勝手で行う犬や猫の殺処分ということは、現在の数からすれば約80%以上が、殺してはならないという意識に移行して行くことでしょう。

日本でのことです。その他の地域は、その地域性によってズレてはまいりますけれども。

質問・キクこの数年で大きく意識の変化を感じられたのが、最も身近な犬や猫だと思います。日本でももはや家族の一員との認識が通常になりました。

 

インターネットの普及と同時に、どのような行いをすれば理想的なのかという事、そして動物同士、動物と人間の交流をみて、これは、我々が今までしてきたことはどうだったのか・・・という、問題提起に移行した素晴らしい時期でしたね。今から4年程度前の話になるかと思います。

夢物語を我々はお伝えしていません。現実になり得る可能性が7割あれば、我々はそのおおよその目安を、皆さま方の励みとしてお伝えしています。

質問・キク殺処分ゼロを目指す行政が出始め、大きな転換期になりそれが広がってきました。

 

はい。そしてその次の物語は、犬や猫たちに食べさせている食事は、どのようなものなのか。それは畜産に由来する動物たちであるという事・・・そのような道筋に移行して行くことが、今後十数年位の間に起こっていくことでしょう。

畜産が環境の問題として、命の問題として、食すべき食生活の核となる軌道修正の時間、これは後十数年を要すると思います。

ですが、国際的な世の中では、おしゃれに、美容と健康を受容するために動物性の食材を食べないといった人々も増えてまいりました。この領域がどこまで加速度的に変化し、成長するかということも、その時間を短縮する要因の一つになっています。

 

質問・キク:そして、私は若者に接する機会も多いですが、肉や卵が先天的にあまり好きではない、好んで食べない、などのこれまでにはあまりいなかったタイプの子たちがポツリ、ポツリ、といることを実感しています。
また動物に対する、そもそもの潜在的な意識も違っている場合もあって、驚いたり感動することも時々あります。

それが良い、悪い、というのではなく、そのような現実を見て、事実をお話しています。感受性豊かで発想力に縛りがない子もみられ、私の時代との違いに目を見張ることもあります。これがより小さなこどもたちになると、その数はもっと増えているのではないかと感じます。

そうでしょう。親から受け継いだこの細胞レベルでの許容範囲の幅が狭い、ということと、そして新しい魂たち、感覚的に素晴らしい素直な魂たち、その相乗効果がそのようなことを加速度的に進めていくのでしょう。

質問・キク:そのような新しい子どもたちが成長し、生まれてくるので、産業も変わるという事ですね。

 

ですので、時間軸でそれが半分になる可能性もゼロではありません。ユーザーの意向によって市場は変わるという事です。そしてそれと並行同時になにが起こるのか・・・

その人間の動物に対する在り方が、自然界にいる動物達に、同時進行で移行して行くことでしょう。畜産動物と、野生動物は表裏一体ですので。

自然の生態系のバランスを崩したのは我々だ。そしてその崩れたバランスが、一つの種類の動物を異様に繁殖してしまっている。その原因は我々にある、という意味を受け入れる。また、受け入れられない。このような、両方のタイプの人間がおりますので、まだまだそこまでは数十年時間を要するのかもしれませんね。

さあ、すべての領域に変化しつつある自然を大切にする行動、自分達の生活基盤を見直す時期、そしてごみ問題、環境問題、動物達との関わり・・・自然と人間がどのように付き合っていけばよろしいのでしょう。

これは我々からの投げかけ、というよりは、あなたがた人類が、自分達で自主的に気づくことが先決だと思われます。おおよその方向性は、あらゆる先人たちが、あなた方へのメッセージとして残していますね。

少し先の未来においても、絶えず動物性のものを必要とする人々もありますので、それは、海に由来する魚介類が数パーセント、動物性の食べ物としての主役になってくるはずです。

肉体をもっている以上、食べなくてはならない現実があります。

ただ現在でも不食、という人間も彼らなりの目的と役割を持って、ごく僅か発生はしていますが、数が多くなるというのはなかなか難しいでしょう。

通常の人々は、人間同士の交流を円滑にするには、何か食べた方がいいですね。

回答・キク:そうですね(笑)食べることが好きなのでうれしいです。魚も感謝していただいています。

ではわたくし12番目のスピリットから、いつも訪れてくださっている読者の皆様へ、この4月のメッセージとして、次の言葉をお届けさせていただきます。

親愛なる兄弟姉妹の皆さんへ、。して豊かな感性を共有できる皆様にこの言葉を贈ります。

わたくし12番目のスピリットは、人間と自然、人間と動物、その根源をみなさんに伝えるメッセージを携え、やってまいりました。

 今回は、恵まれた環境で、わたくしが思ったメッセージをお伝えすることが出来たと自負しております。どうぞ皆様の感性が受け入れられるものだけ、そしてその受け入れられたものを育てて、次の方々にバトンを渡してあげてください。

これが、あなたがたへの我々からの願いです。ほんとうに感謝しております。ありがとうございました。

 5月のテーマは、1月から4月までの復習に入ります。1クール終了しましたので、その内容をもう一度、皆様と共有したいと思います。語り部は、いま、わたくしの隣にいる13番目のスピリットが担当させていただきます。

マザーガイアからの便り・本編~ vol.10

マザーガイアからの便り・本編~ vol.10

2017.4.1  マザーガイアからの便り・本編~ vol.10

こんにちは。マザーガイアです。

本当に今日は穏やかな内容の話で、終始、和やかに進めていきたいと願います。あなたとこの豊かな時間を共有いたします。本日もよろしくお願いいたします。

そして4月のテーマを伝えさせていただくのは、第12番目のスピリットです。
この12番目のスピリットが、対話形式で穏やかに、自然界、動物界、人間界。これらのつながりについて、今日は深い意味に沿ってお話を進めていきたいと思い、ここにやって参りました。

 では、12番目のスピリットと交代いたします。

 

こんにちは。わたくしもあなたを、キクさんと呼ばせていただきます。初めてお目にかかると思います。わたくしが12番目のスピリットです。

自然界、動物界、人間界、そしてその根底にある深い意味合いを、2回に分けてお伝えさせていただきますので、よろしくお願いします。

では、誓いの言葉からはじめます。毎週欠かさず、また初めてこの通信をご覧になっている、すべての皆さま方にこの言葉を捧げます。

 自然界と動物界、人間界・・・これは、すべて繋がっているストーリーです。どれか一つだけでは、この物語は育ちません。本日は、皆さんが興味を持っていらっしゃる、この3つの要素を、わたくしが誠心誠意を持ちまして、対話形式も取り入れて真摯にお伝えすることをここに誓います。

では、はじめましょう。わたしの膝の上には今、この可愛らしく無垢なスピリットがおります。(編集者記/アトリエ樹の住まい舎のチャトラ猫・プリンスが、ミディアムを担っている佐藤の膝の上にいました。

キクさん、あなたはこのスピリットを内在した愛らしい姿をしている、猫と呼ばれる動物を、どのような存在だと理解していますか?

回答・キク:人間にとって猫は、癒しの存在でもあります。温かさや、わたしたちに、もっとマイペースでのんびりした自分らしい生き方を思い出させてくれます。猫の側にとっては、猫の学びがあるのでしょう。そのような存在だと思っています。

はい。まさしく、その通りとわたくしも理解しています。そして、付け加えるならば、猫と一緒に暮らすという事は、個体として、独立している存在なのだ、ということに気づかされる要素が多々あるでしょう。

猫というのは、人間に対しても自分に対しても、愛情というものを再構築する豊かな感性を持った存在であり、それと同時に、個としての独立心が強く、お互いに尊重しあう学びを提供してくれる存在・・・

と、この動物を介して我々を含めたすべての人々も、学んでいくことでしょう。互いに尊重しあう、ということを育てるために、猫と暮らすことは望ましいことだと思われます。

そして、最終的にお伝えしたい内容の話を踏まえながら、この連結された物語を、最初からスタートさせたいと思いますので、どうぞお付き合いください。

この地球が存在している宇宙の中、その中で生命体が存在している惑星がいくつかあります。3月にもお話ししましたね。そして、この地球と言われる惑星は、学びの場です。自然の生態系があり、その豊かな生態系の中に暮らしている動物達。

 物語は、自然界と動物界、この2つだけでも充分発生してまいりますけれども、グレートスピリットの分霊である、人間がなぜここに存在するのか・・・

それは、至ってシンプルな答えです。グレートスピリットに近づくために経験を増していくという事、体験するという事。そして、もう一度、その望ましい在りかたを復習するということです。自分以外の存在に手を差し伸べ、そしてその存在を理解し、互いに成長していく物語。

この惑星地球は、自然界、動物界、そして人間の役割の重要な物語を学習していくうえで、望ましい体験の場所です。
ここまでの内容で、なにか疑問や質問、分かりづらいことがあれば、どうぞお聞かせください。

回答・キク:大丈夫です。

では、進んでまいります。

この2017年という地球の時間軸の中で、世界各国において、動物を大切にしよう、そして現状を変えていこう、自然界・動物界にとって、人間の役割とはどのようなものなのか。といったことを題材として、問題提起をなさっていく方が増えてまいります。

 そのような役割を持った方は、ご自分が可能な範囲でこれまでの経験を活かし、残された人生を、人間の豊かな感性に働きかけ、食生活や、自然・動物たちとの在りかたを軌道修正することを一つのテーマとして、スピリットの世界と連携しながら進んで行かれることでしょう。

わたくし12番目のスピリットも、まさしくそのような役割を担って、この霊団の一員に加わっております。ですので、あなたがこれから学ぶべきこと、そして経験することもわたくしから提案させていただきたいと願っています。

そのような方々は、自分の役割を、あと5年、6年・・・この10年以内で達成していくことでしょう。ですがその後、その物語を受け継ぎ、さらに時代に合わせて豊かに発展させていく者たちも必要です。

 それは、人間がどのようにして持続していけば、この世の中、自然界・動物達と健全なパートナーシップを組んでいけるか・・・

 そして、グレートスピリットの求めている人間らしさは、どのような体現と経験を通じて学んでいくべきか。この重要なパートをあなたがた次世代の方々が担ってまいります。

このような我々霊団、そして各所のリーダーが、次の役割のために日々、努力なさっています。

ここからは少し、あなたと対話形式で進めていきたく望みます。

どうぞなんなりとあなたの思っていること、これらの事を少しの時間、楽しみながら時間を共有してまいりましょう。

質問・キク:食生活のお話しが出ました。では、グレートスピリットは、どのようなものを私たちの食べ物として考えているのでしょうか。 そしてこれまでの人間の歴史を踏まえて、これまでと、これから。といった点で、どのような今後の変化が望ましいと考えているのでしょうか。

グレートスピリットの意向というよりも、我々はまったくその分霊でありますので、わたしたちの感じていることは、そのままグレートスピリットが感じていること言えます。

このように考えてください。動物性に由来する食べ物は、必ず殺める、ということが発生します。そして、その殺めるといった行為については、人間のスピリットの経験において重要な役割は、とうの昔に卒業しております。

これがどのような意味を持っているか・・・あなたの認識で、今わたくしがあなたにお話ししたことを、わたしに話してください。

回答・キク:つまり、私たちはグレートスピリットの分霊ですので、そのような生命を殺める、といった行為に対しては、何も感じない訳がない・・・殺めるという行為をすれば、それは太古の昔から、心にふたをしなければならなかったり、痛みを感じるものであったのではないか・・・心から嬉しいと感じる訳がない行為である、ということだと思います。

はい。時代の背景が全く違う、古代・・・そして有史以前、石器時代の頃は、現在とはまったく違った社会情勢であって、人間の持っている霊的資質も違っています。ここまで進化してきた人間が、その頃と同じような事をしていては、また学び、成長の度合いが遅れる・・・と我々は懸念しています。

質問・キク:人間は進化している・・・霊的にも進化し、つまり楽園に導いていくのだ、ということなのですね。それでも私たちは、昨年までのカンナカムイさんのお話しにあったように、古代の縄文時代から、今は埋もれてしまった精神的学びを得ているのはなぜなのでしょうか。

段階によって、模範的なその時代の在りかたを、彼らは体現しておりました。あくまでも模範的な在りかたです。礼を尽くして食す、それは自然界に住む、グレートスピリットが作られたスピリットを内在している、動物と呼ばれる個体に対しての儀礼です。

質問・キク:今とはその方法が全く違う、という訳なのですね。殺めたものを食べるにしても、わたしたちは礼を尽くして自分の手で行う訳でもなく、その現場を全く知らないのと同然。それは、カンナ・カムイさんの縄文時代の狩猟と、まったく違う事と言えるのですね。

そうです。このような文明を築きあげた人類が、その原始的な食生活とまったく同じでは、いかがなものかと、我々も胸を痛めている状態なのです。

質問・キク:この問題点は、どこに論点を置けばよいでしょうか。ひとつは、太古の昔は食べる物も限られていた・・・農作物も限られていたでしょうし。
その中で、そのように礼を尽くして他の命をいただいていた。他にも当時は気候条件の厳しさも全く違いますので、そのような食べ物も必要だったでしょう。

しかし今は、他に食べるものが豊富にあり、気候条件も生活環境や衣類で調整できる現代。そのような中、食生活について再度考える必要がある、というところなのか・・・

もう一つは、古代のように必要性に迫られ、自分の手で殺めるのならば仕方がないのかもしれない・・・ですが現在は、私たちにまったく見えないところで、肉になった姿で購入し、直接感謝することなく、臭いものに蓋をするようにして事実を知らないまま食べている現実、に論点を置けばよいのか。

まさに後者のことを、あなた方みなさんの感性の鋭さ、豊かさをもって・・・と我々は願っております。

質問きり:見えないところで行われているため、私たちは何の苦しみも経ず、想像力に蓋をして食べている、というところに、問題の矛先を置く、ということでしょうか。

 

はい、まずはそこからスタートするのがよろしいと思います。

 

質問・キク:古代とは、人間の社会情勢もまったく違う世の中。そして人間は確かに進化してきているということ。つまり人間、そしてその他の生き物の状態に対して、過敏になってきているということでもあるのですね。

 

そうです。はじめにグレートスピリットから分霊されたとき、その要素を色濃く持ち、分霊されておりますので、「問題」の経験がまったくない状態です。ですので、あらゆることを経験する必要があり、経験していくことが望ましい。
そのような意味で、順序を追っていま現在、人類はこの過程までハードルを越えながら変化、進化してきたことを付け加えます。

つまり、進化するという事は、グレートスピリットに近づくという事でもあります。そして、わたしたち全員がその道中を歩いている最中です。

キク:わたしが思う所は、つまりこういったことなのではないか、と感じます。成長するということは、つまり他の痛みも思い知る、感じることが出来るような感性を持つ、ということであると言えるのですね。

その通りです。まさにこれまで先人達はそのことを体現しています。実際、若い人や新しい魂を持つ方の中に、そのような人々が増えてまいりましたね。

動物、そして自分の意思で自由に動き回れる存在達を、植物のように限られた空間に閉じ込め、その謳歌しようとする自由な魂を苦しめることは、グレートスピリットの意向に反する行為です。どうぞ、畜産で苦しんでいる種が違う仲間、スピリットを解放する担い手になっていただきたく、我々は、あえてこの内容を携え、いまこの時間を共有しております。

質問・キク:はい。基本的に人間は他の魂の苦しみをなんとかしたい、と思うもの。私たちは、そのような世界に対して意思表示をする、身近に伝える、などが大事だという事なのですね。

そうです。インターネットが普及し、個人個人、自分が良いと感じたものを表現するこの時代、印象に残る、動物達が互いの個体を思いやっている、微笑ましい動画がいくつも存在しておりますね。

獲物だったまだ幼い小さな動物を、いとおしく守ろうとするネコ科の動物・・・彼らは肉体をもっている限り、食べなくてはなりません。しかし、獲物としてずっと狩りの対象だった動物を、幼子だということで守った・・・

それがどれほど私たちグレートスピリットの分霊に、問題提起を投げかけたでしょうか。これからたくさん、そのような動画が派生していくことでしょう。

質問・キク:動物には動物の役割があって、彼らも伸び伸びと生きるために、この地球に生まれてきた、ということでもありますね。

 

そうです。我々の存在意義は、そのような動物たちに対して、その環境を見守るといった責任があります。農作物を育てながら、出来る限りこの自然環境に配慮したものを、未来の皆さんの食料としていっていただきたく、我々は願っております。

この星は、教室です。そしてその教室で学ぶ体験。学習は多岐にわたってありますが、自分以外の立場が弱いものたちに手を差し伸べ、それを育むこと。これが大切な人間の学びの経験値です。

質問・キク:それは、人間であっても、動物であっても、自然界であっても、同じことなのですね。

 

はい。すべて同じことです。
この星での人間の役割は先ほどお話ししてきましたが、本来のこの次元の在りかた、理想的な在りかたも多少変わってくることは、致し方ありませんが、いまここで、あなた方にもお手伝いをいただき、軌道修正のカギを差し込みたく、わたくしはやって来ました。

 

先ほどの内容で何か、もう少しわたくしに質問などがありましたら、そこからまた再スタートを始めましょう。

 

質問・キク:先ほどと重複するかもしれませんが、太古の社会生活からはじまり、次第に人間は、動物を食べるということは、いかがなものか、と問題提起する人々がぽつりぽつりと、いつの時代も現れています。それは、人類の進化の証でもある、ということ。

そしてこの2017年、もはやその問題提起は、世界的にみて、一般的にもある程度、初めて聞く話ではないというか、霊団の皆さんからみれば、人間はすでにそこに着目しだしてよい時代、ということなのですね。

その通りですよ。非常に望ましいですね。我々もこの大切な在りかたを、人間が自分で気づくようになった・・・このことを心から評価しています。良いことです。

 

質問・キク過去の人々の中にも、ぽつりぽつりと少数ですが、問題提起をしてきた先人がいらっしゃいました。現在と社会全体の意識が大きく違う中で、どれほどそれが困難なことだっただろう、と感じます。まさに先人です。

いま、どこに主眼をおいて、食生活の改善というテーマに働きかければよいのか、というのをあなたとのディスカッションの中で解りました。

人間はグレートスピリットの分霊ゆえに、本来他の存在を苦しめるのに、とても不憫な思いをする、ということです。
ですので今後、確実に少しづつ大きな声としてその問題提起が始まる時期なのですね。

各地で起こってきます。

質問・キク肉を食べることを、責めるのでもなんでもありません。そのような気持ちは起きません。わたし個人的には、あえてメニューで肉料理の選択はしないのですが、一般的な社会で生活していますので、他の素晴らしい先人とも違い、肉片やエキスが入ったものを食べることも多々あります。

それでも、一般的な卵に由来する鶏やひよこ、牛や豚、馬など畜産動物たちの苦境を知っていますので、そのような問題提起だけは続けたい・・・そのように思っていますが・・・

それでいいのですよ。それでこそ人間です。

質問・きり:そのような、人間による生き物の苦しみがない時代こそが、本当の楽園・・・それがなければ楽園とは言えないのではないか、と思えます。

それは、2017年からその問題提起の尺度を変え、そして質を変え、伝えていく語り部たち、表現者が全世界から誕生してまいります。どうぞ道標になっていただきたく、我々はあなた方の目の前にやって来ているのですよ。

質問・キク:この便りを読んでいらっしゃる方は、その素養を持ってらっしゃる方かとお察しします。ぜひともご自分らしく、身近なところで自分一人だけでも問題提起、小さな発信をしていらしたら素晴らしいと思います。
また、どうやって肉がここに来たのか、ということは様々な媒体で検索できますので、まずはご自分の目で、感性で確かめてみる、というのも良いですね。

そうですね。

まだもう少し、時間が必要な部分もあるかと思いますが、人間としての豊かな感性、そして本来あるべき姿はこうである・・・といった意思を持っている皆さんも、どうぞあなたの心の中の扉を開け、大きく心を広げて他の人に差し出してあげてください。

 

質問・キク:一つ私から質問があります。私たちの参考になりそうな事例としてです。そのような進化・成長がグレートスピリットの分霊の証であるとしたら、すでにその部分を乗り越えてきた、他の惑星の方々のそこまでの軌道や、現在の食生活ぶりなどを聴きたいのですが。

そのことは、次回にお伝えします、ということで繋げていただきたく思いますが、大まかではありますが、今回、入り口として少しお話ししましょう。我々よりほんの少し、進化した星の民たちは、このような過程を経て現在に至っていると思われます。

一万年以上の時間をかけ、コツコツと自分たちの生活を変えていきました。そして、いま我々のこの地球人類が遭遇している、この時間軸を申せば、彼らの惑星で言われる、約3500年前の状態になっていると言えます。

彼らの進化につながるには、まだ3500年かかる、ということではありません。これからこの星も、加速度的に変化していくことでございましょう。

まずは、個人個人の認識が変わったならば、次は選択を変えていく・・・

その選択をするときに、苦しんではいないか、そして、本来自由に動き回る身体を持った命を奪ってはいないだろうか。そのような事柄も気にしながら、少しづつ、少しづつ、その惑星の民たちは時間をかけながら変化していきました。

大まかではありますが、ここで事細かく話をしてしまえば、理解できないこともたくさんあります。今回の話しで対象としている違う惑星の民たちは、我々ホモサピエンスとは少し違う進化を辿っていますので、同じような内容の話をするのは難しい部分もあるのです。

そして、最後にこのことを伝えたく、今日はこの言葉をもって終了させていただきます。

読者のみなさま、日々の生活で、心に棘のようなものが発生したら、それはあなたの大切な気づきの証です。ほんの少しチクッ、とした感覚がありましたら、そのチクッ、とした内容を広げて、創造性をもって感じてみてください。

 あなたのスピリットは、答えを求めていますよ。ありがとうございました。

 次回は、人間界、自然界、動物界の関係において、人間の理想像。進化した後の世界、そしてそこまでの物語の時間軸、その大まかなお知らせなどを予定しています。

マザーガイアからの便り・本編~ vol.9

マザーガイアからの便り・本編~ vol.9

 

2017.3.18  マザーガイアからの便り・本編~ vol.9

本日も、このような時間をとっていただき、我々霊団から感謝の言葉を述べます。

わたくしは、この霊団の代表をさせていただいている、マザーガイアです。本日もよろしくお願いします。

そして本日も誓いの言葉として、次の言葉を残したいと思います。グレートスピリットの兄弟達に、この言葉を贈ります。みなさんは、信じられないほどの遠い時間を経てまたこの時間軸に集まり、共に学ぶ機会を得た仲間達です。

我々も含め、あなた方とまったく変わらない、グレートスピリットの兄弟です。わたくし達はただ、グレートスピリットの意思をほんの少し、知っているだけの存在です。

ですので、この時間をあなたがた自然を愛する方々、そして人を愛する方々、動物を愛する方々・・・そのすべての方々にこのメッセージをお伝えするべく、また本日もやって参りました。

みなさま、どうぞ自分の直感、自分が大切だと思っていることを優先し、大切に日々の生活を送っていっていただきたく、我々は願っております。今回の冒頭メッセージは、以上の通りでした。

 

ではここから、マザーガイアからの便り・本編第9回目を始めたいと思います。

本日キクりさん、よろしくお願いいたします。

 本日は少し趣向を変え、この2週間の出来事で、何か印象深いことがあれば、あなたから質問なさっていただきたいと思います。前回、その前から・・・いままでのことすべてでも構いません。あなたが理解したこと、感じたこと・・・そのようなことで印象深いことがあれば、ぜひ我々に投げかけてください。

回答:きり:前々回のハーフの方々へのメッセージ、そして、我々を同胞だと呼びかけられたメッセージ・・・非常にわたしたち生きている人間の、魂の琴線に触れるメッセージ・・・というのが、前回からの感想です。

これは、お互いに共有できるような感覚です。我々も、あなた方と変わらない存在だということを十分理解して頂きたい。そして間違っても我々を、自分達より高度に発達した存在だと考えないように、といったメッセージをこれまでに届けました。

 わたし達も過ちを犯します。そして、出来る限りその過ちを最小限にしなければならないということで、冷静に物事を判断し、行動に移行していくことを念頭に置いているだけのことです。

同胞、兄弟、そして同じ性質を持った存在・・・

これは、肉体を持っていようが、持っていまいが、我々と共通する魂の性質について、ただお伝えしたい・・・その一念で、組織だってこのように、この次元にやってきて、メッセージを伝えさせていただいているだけです。

そのような言葉が、琴線にふれたということ。非常に私たちにとって誇らしく、うれしい言葉であります。ありがとうございます。我々への、褒美の言葉と受け取ります。

 

では、本日も限られた時間ではありますが、グレートスピリットからいただいた大切なメッセージを、みなさま方に届ける準備が出来ましたので、ここからはじめさせていただきます。

 前回、インターネットと呼ばれるメカニズム、それがどのように人々に作用するのか・・・そして両親の国が違えども、同じ素質を持った人間として役割分担があるのですよ、ということをお伝えさせていただいた、ハーフの方々のことそしてそのハーフの親御さんになった方々。彼らは非常に勇気のある、そして大胆かつ冷静な存在です。

この次元での仕事や、生活習慣は問いません。

ただその背後にあるスピリットの性質を、我々はただ存じておりますので。彼らに、わたし達から、一つの言葉を贈るならば、あなた達は立派な存在である、素晴らしい挑戦者である・・・その事だけをお伝えします。

前回の物語から、本日はどのような内容に移行していくのかと申せば・・・

我々霊団は、このタイミングでこのことをお伝えするのが非常に望ましいという事だけを携えて、やって来ました。我々のメッセージにどうぞ耳を傾け、どうぞ自分の理解の範疇の中で、判断なさっていただきたいと思います。

 

人間の本質は、グレートスピリットに由来するものであり、それは善であります。

 善とは、自分以外のものを大切にしようとする、非常に有効的なこころの働き・・・そしてそれは、スピリットの奥底にDNAのように存在している在りかたです。

 ですので、この次元で、両親の遺伝的な要素を嫌う方もいらっしゃることがあるかもしれません。でもそれは、自分自身を信用できない要素になりますので、どうぞそのような思いから、自分を解き放ってください。そうでないと、そのことに捕らわれ、その方々は苦しみます。

おおもとの性質を理解し、自分以外の存在に手を差し伸べることが、この世の中に生まれてきた存在意義でもあります。

 

そのことを深く理解していただくために、本日もメッセージを携えてやってまいりました。ここまでで、きりさん、どう感じていますか?

 

質問・キク:一つ思うのは、両親のDNAをもって生まれてきましたが、欠点ともいえる部分で影響を受けているていると思えば、嫌だと感じている人もいるということ・・・ひ、このようなことも付け加えたら良いのでは、とわたしは思いました。たとえば両親を尊敬するのが難しい場合もあるでしょう。

それでも、親子になるには何かしらの意味がある・・・その遺伝的要素も、自分の人生を決めるにあたって、プラスの要素が働いて欲しい、という思いで、そのような事になっているはずですので、その部分も簡単に付け加えていただくと、より理解が深まるのでは、と思いました。

 

 

予想通りのあなたの答えが返って参りました。非常にうれしく思います。あなたはそのことで、物心ついてから、この意味も訳も分からない状態から、非常にそのことに対して、自分に問題提起をしてきたことを、我々は十分理解しております。

 

我われが言っている意味をご理解出来ていますか?

 

応答・キク:はい。

 

 

では、あなたの母親から受け継いだ性質は、どのように作用しているか、あなたに我々から質問します。

 

回答・キク:良い面と、そうではない面があると確かに思います。いかんせん、私が今世、自分の計画を歩むうえで必要だと思った、このバイタリティではないでしょうか。しぶとく諦めず地から這い上がる力、丈夫な体もそうです。

そして、その負けず嫌いが一歩踏み外せば、悪い方に転がるのが、バランスを難しくしているところだと思います。

 

その通りです。そしてわたくしの経験から、ひとつ、述べさせてください。もう遥か昔、この次元で何年とは申しませんが、人間の記憶が薄れる位の遥か昔です。

 わたくしも肉体をもって、この世界に生きたことがあります。いまとは全然違う世界観の時代でした。そこでわたしはひとつ、苦しみました。

父親との関係性です。当時は、わたくしも本当に未熟であり、いまのような感覚を持ち合わせていませんでした。父親の性質は次の通りでした。おおまかなことしか決めず、細部に渡って物事を決めることなく生きていくので、非常に大きな過ちをおかすことが何回もありました。

 それを見るたび、なぜ、この人は段階を経て、そして計画性をもって生きないのだろうか・・・そのようなことをわたしは非常にいぶかしげに思い、父親を自分よりも未熟な存在だと思っておりました。

 それが、後になって、実は私自身が持っている似たような側面を克服するために、合わせ鏡として生まれてきたということを知りました。

 わたくしも、大胆不敵なところがあり、計画性もある程度は立てるのですが、その場に起こった出来事に全神経を投影させながら、その問題に取りかかろうとして、もとの問題を忘れてしまうというような、失態、失敗を繰り返しておりました。

 それは、生きている間になかなか克服出来ないことでした。

そしてわたくしは、その人生で身体を離れ、魂の世界に戻った時、どのように感じたか・・・「ああ、父親は尊敬するべき人間ではなかったけれども、わたくし自身の合わせ鏡になり、自分の人生のテーマを、少しでも軌道修正することが出来た」そのような意味で感謝の念を持ち、父親の魂と後に合意しながら、魂としての関わりを終了いたしました。

 このように、わたくしにもそのような人生があったのだという事・・・

このことをお伝えすれば、いま同じような悩みで苦しんでいる方々に、ほんの少しでも光の方向を指し示すことになればよろしいと思います。

 

ですので、きりさん、あなたが自分の今世の問題を克服するにあたって、あなたのお母さまだけではない、あなたのお父様の性質も克服し、合わせ鏡の性質を持っているという事をもう一度理解していただきたく、我々は願います。

 

回答・キク:父の妹であるおばさんは、数年前最後に会った時、わたしにこう言いました。「お金の使い方には気をつけなさい、お父さんもそうだったから」と、わたしにも気を付けるように・・・と(笑)父は地元で経営者をしていましたが、確かによく似ていて、最近克服を意識していますが、そもそも夢や理想を追いかける性質でなおかつ、お金の使い方があまり上手くありません。同じ空気を感じたのでしょうね。

 

叔母としての思いやりです。そしてそれは、あなたのこれまでの過去生の性質にも由来する、教訓というものを与えていただいております。すべて物語がつながって、あなたは理解されたと思います。

このマザーガイアの便りを毎週かかさず読んでいらっしゃる方に、ひとつのメッセージを送ります。あなた方のご両親、そして兄弟姉妹、すべて血縁にまつわる方々は、あなたの先生です。ですので、自分の在りかたを注意深く、外から客観的に自分自身を見るような性質をもっと育ててあげてください。

 そのようにすれば、こころが暴走するとき、自分をなかなか正確に見れないとき、苦しい時・・・それが自分自身を助ける感覚になります。そのことをどうぞ今からでもなさっていただきたく、願います。

人間には必ず事足りない部分があり、そして過ちを繰り返し、その中から成長していく存在です。わたしも、生きている間、肉体を持っている間は、たくさん後悔をいたしました。その後悔があればこそ、あなた方への対応、そしていま生きている方々へのメッセージが非常に有効になると感じております。

 

今日は、荒唐無稽なお話はしないようにしていますので、どうぞ対話形式で、失態談やその中から得た成功談をお話しいただければと思います。マザーガイアの便りを読んでいる皆さん、そしてあなたに向けている言葉です。このやりとりが、この便りを読んでいる方々の道標になればと思いますので、どうぞこの会話に入ってきていただきたく思います。

 

 

こまでできりさん、なにか質問がありますか?

 

質問・キク:わたしたちの参考のために質問です。マザーガイアさんのお父さんのお話についてです。その人生が、身体をもって生まれた最後だったのでしょうか。最初から、先ほどの内容を学びにしたいと思い、ご両親を選ばれた、ということなのでしょうか。

そうです。それ以前にも生まれたことはありますが、先ほどの人生は、印象深い、肉体を持った最後の生です。

質問・キク:つまり人間にとって、両親を尊敬できない部分がある・・・そしてその葛藤の中から、この両親を選んだのはなぜだったのだろうか・・・という所へたどり着くというのは、容易なことではない、とうことでもあるのでしょうか。

そうです。その生涯をかけて理解する物語でもあります。それでも、生きている間に葛藤の末たどり着いた、解った、理解した・・・は、その学びの物語の真意のうち、おおよそ半分だと理解していただければよろしいと思います。

ですが、その解った、という経験が、あなた方の自信にもつながり、その経験値が飛躍的に魂と人間性を成長させますので、それは良い経験だと思われますよ。

 

質問・キク:通常私たちの地球では、両親を尊敬できないなんて、なんて未熟なのだ、と思われ兼ねません。

 

いいえ、それは、あらゆる葛藤経験を経て、最終的に尊敬できるために経験する人生です。難易度が高い物語です。

 

質問・きり:マザーガイアさんのこのような視点からのお話しに、どれだけ勇気付けられる方がいるだろう・・・と思います。

 

ですので、我々もあなた方とほぼ変わりがない存在なのですよ。と何回も申しております。

 

 

質問・キク:ということは、読んでいらっしゃる方の中には、ハーフの方々のように、そのような思いで苦しんでいる方もいらっしゃる・・・ということですね。

 

 

すべてに対して、同じです。ハーフであろうがそうでなかろうが、親御さんとの関係は、すべてそのような傾向が存在しています。

 

そしてキクさん、今回のこの話、あなたの人生のほんの少しの理解にもつながれば、我々はこのようなメッセージを携え、本日やってきたことに非常に意味がある、ということを喜ばしく思います。

質問・キク:地球には、一般概念として、両親を尊敬するのは当然のこと、誰もが両親というのは自分をかけがえがなく、無条件に愛してくれる存在、ということがあります。そこから外れているということは、自分に問題があるに違いない、という思いに苛まされるとうことでもあります。

 

いいえ、そんなことはありません。たとえば両親から虐待された子どももいるでしょう。そのような場合でも、その両親との関わり性があります。

 ただ、その親御さんが予定よりも非常に幼かったのかもしれない・・・そして社会情勢、その方の遺伝的要素も加味しながら物事を考えなければなりません。

 ですが、虐待され、非常につらい人生を送った方にも、これは大切なことですが、ある程度手厚いケアが必要だという事です。ですので、そのことに関してもご自分を責めないでいただきたい。

生きているだけで、あなたがたは、素晴らしい存在なのだということを、我々は身をもって、経験をもって、証明いたします。

我々は、自分たちが経験したこと、それは大切な宝だと思い、その経験をあなたがたに伝えるべく、やってきております。

人間の苦しみは、「自分が愛されていない・・・」と感じるその苦しみがすべてです。例えば、あなた方を虐待した両親・・・ですが、本当にその子どもたちを憎いと思って虐待しているのでしょうか。いいえ、違います。

 その虐待する親も虐待の渦中で、非常に苦しい思いをしている・・・そしてその連鎖を断ち切りたいと願っている・・・同じ人間ですので。悪い側に入っている人間は、本当に苦しい思いをしています。

この意味合いをキクさん、あなたは理解することが可能でしょうか。

 

回答・キク:はい、苦しいことだと思います。それを行って晴れ晴れとした心底幸せな気持ちになる人は、いるわけがないと思います。

 

はい。ですので前回、インターネット、その動画や写真、素晴らしい取り組み。そして種族が違えども助け合う事、美しい自然を見た時に共鳴するこころ、それはどのような人間でも持っている、ということをお話しさせていただきました。そのお話しも、今日の親子関係につながってまいります。

 

善あるところに豊かさがある。そして、人を大切にしない思いに、陰りが落ちて行く。

この言葉は、人間がこの世に存在してから、変わらずずっとあることです。これからも続くでしょう。この星が楽園になるには、まだまだ時間がかかります。

ですが、楽園にするのは、あなたがたの努力次第でそれがどの時期になるのか・・・それは、この人間という存在の責任です。

 その営みに集中していただくために、我々は前回、途中で人類が、この星がなくなるようなことは起きない、と断言させていただきました。

余計な心配はしないで、ご自分の人生を生きて行っていただきたい。ただその思いで我々は、毎回毎回、霊団からの使命を受け、あなたがたの世界にやってきて、たくさんのメッセージを伝えるべく、用意を携えながら本日もやってまいりました。

人間は、完璧ではないのですよ。我々霊団も、完璧ではないのです。ですので、いま苦しんでいる方々にこの言葉をお伝えいたします。

わたくしたちは、あなた方に対して、ネガティブな思いを一切持ちません。ぜなら、あなた方は、その物語を学んでいることにしかすぎませんので。

 その学んでいる姿を、いぶかしく思うこともありません。手を差し伸べ、支えるという思いしか、我々にはないのです。

自分以外の、自分が置かれた状態の尺度から見て、つらいだろうな、と思う人々に手を差し伸べ、そして自分が置かれている状態より、少し余裕がある方々に救いの手を差し伸べられたときは、素直にその助けにすがってください。

それがあなたがたの幸せのもとになります。

人間は助け合いながら成長していく存在だという事を、心の底から理解して、助けられる・・・そして助けられたら、その次の人を助ける。そのようなことをなさっていただきたいと切に願います。

 

キクさん、いかがですか。

 

回答・キク:そうですね。今日は指針のお話し、とても豊かなお話しでした。

 

我々もあなたがたとまったく変わりはありません。しつこいようですが、このことは毎回繰り返します。

 

質問・きり:今日のお話を聴いて解ったのですが、だんだん生きる上での悩みの克服の難易度が高くなっていく・・・つまり、読んでいらっしゃる方々も、様々な試練の渦中ではないか、と感じているところですが。

 

はい、その通りですね。

わたくしも、肉体を持った最後の生、非常に苦しみました。胸をかきむしるような日々を送っておりました。そのような経験をわたくしたちはしているのですよ。

 

質問・きり何か物分かりのいい人間や、左団扇とはいいませんが、内側から見ても外側から見ても、そのような状態にも近くなると思っていましたが、決してそのような訳ではないということが解かりました。

 

 

あなたも、そのことにこの二週間、非常に苦しんでいるということがわたしたちも解りましたので、いま、この時期にこのテーマを携えてやってくるのが、非常に的を得た時間軸でしたね。

回答・キク:いかんせん、人間関係でどうあるべきか・・・とあらたに気を使ったり、悩みました。

例えばの話です。人をだましながらというか、本当のことを言わないで、その方々からたくさんの物を得るだけ得て、その関係性を絶った時、どのようなものが残るでしょうか。

想像してみてください。わたしでしたらば、非常に深い後悔の念を引きずりながら生きていくことでしょう。そして、その後悔の念を生きている間に、その方にもう一度出会い、おわびし、そして自分のしたことを素直に話した時、それは生きている間にその問題を解消したことになります。

ですので、そのようなことをずっと隠しながらいきていくということは、自分の成長を妨げ、豊かな性質を蝕む結果になりますので、どうぞそのことは、気づいたときにお止めになっていただきたい。そのような願いでたとえ話をさせていただきました。

 

 

質問・キク:わたしたちが親近感を抱く方々は、あまり苦しみを見せず、いつでも他の方々に良いものを放っていようですとか、人を明るい気持ちにさせよう、という方がとても多いと思います。

美しいもの、美しい言葉、そして人を前向きに思いやるような言葉を放っている方も多いかと思いますが、その陰にはつらいこともたくさん持っている方も多いのかと思いました。

 

はい。そのような方は、非常にその人生を正確にみつめ、自分の人生のテーマ、そして人に対する思いやり、これをベースに生きております。素晴らしい人生を送っております、と我々から言葉を述べたいと思います。どうぞその在りかたを今後も続けていっていただきたく、切に願います。

 本日はこのマザーガイアからの便り、これにて終了させていただきます。

 

そして4月は、このテーマでお伝えします。人間と自然、そして人間と動物。この3つの存在のつながりの物語を携え、来月わたしたちは再びやってまいります。