マザーガイアからの便り・本編~ vol.9

マザーガイアからの便り・本編~ vol.9

 

2017.3.18  マザーガイアからの便り・本編~ vol.9

本日も、このような時間をとっていただき、我々霊団から感謝の言葉を述べます。

わたくしは、この霊団の代表をさせていただいている、マザーガイアです。本日もよろしくお願いします。

そして本日も誓いの言葉として、次の言葉を残したいと思います。グレートスピリットの兄弟達に、この言葉を贈ります。みなさんは、信じられないほどの遠い時間を経てまたこの時間軸に集まり、共に学ぶ機会を得た仲間達です。

我々も含め、あなた方とまったく変わらない、グレートスピリットの兄弟です。わたくし達はただ、グレートスピリットの意思をほんの少し、知っているだけの存在です。

ですので、この時間をあなたがた自然を愛する方々、そして人を愛する方々、動物を愛する方々・・・そのすべての方々にこのメッセージをお伝えするべく、また本日もやって参りました。

みなさま、どうぞ自分の直感、自分が大切だと思っていることを優先し、大切に日々の生活を送っていっていただきたく、我々は願っております。今回の冒頭メッセージは、以上の通りでした。

 

ではここから、マザーガイアからの便り・本編第9回目を始めたいと思います。

本日キクりさん、よろしくお願いいたします。

 本日は少し趣向を変え、この2週間の出来事で、何か印象深いことがあれば、あなたから質問なさっていただきたいと思います。前回、その前から・・・いままでのことすべてでも構いません。あなたが理解したこと、感じたこと・・・そのようなことで印象深いことがあれば、ぜひ我々に投げかけてください。

回答:きり:前々回のハーフの方々へのメッセージ、そして、我々を同胞だと呼びかけられたメッセージ・・・非常にわたしたち生きている人間の、魂の琴線に触れるメッセージ・・・というのが、前回からの感想です。

これは、お互いに共有できるような感覚です。我々も、あなた方と変わらない存在だということを十分理解して頂きたい。そして間違っても我々を、自分達より高度に発達した存在だと考えないように、といったメッセージをこれまでに届けました。

 わたし達も過ちを犯します。そして、出来る限りその過ちを最小限にしなければならないということで、冷静に物事を判断し、行動に移行していくことを念頭に置いているだけのことです。

同胞、兄弟、そして同じ性質を持った存在・・・

これは、肉体を持っていようが、持っていまいが、我々と共通する魂の性質について、ただお伝えしたい・・・その一念で、組織だってこのように、この次元にやってきて、メッセージを伝えさせていただいているだけです。

そのような言葉が、琴線にふれたということ。非常に私たちにとって誇らしく、うれしい言葉であります。ありがとうございます。我々への、褒美の言葉と受け取ります。

 

では、本日も限られた時間ではありますが、グレートスピリットからいただいた大切なメッセージを、みなさま方に届ける準備が出来ましたので、ここからはじめさせていただきます。

 前回、インターネットと呼ばれるメカニズム、それがどのように人々に作用するのか・・・そして両親の国が違えども、同じ素質を持った人間として役割分担があるのですよ、ということをお伝えさせていただいた、ハーフの方々のことそしてそのハーフの親御さんになった方々。彼らは非常に勇気のある、そして大胆かつ冷静な存在です。

この次元での仕事や、生活習慣は問いません。

ただその背後にあるスピリットの性質を、我々はただ存じておりますので。彼らに、わたし達から、一つの言葉を贈るならば、あなた達は立派な存在である、素晴らしい挑戦者である・・・その事だけをお伝えします。

前回の物語から、本日はどのような内容に移行していくのかと申せば・・・

我々霊団は、このタイミングでこのことをお伝えするのが非常に望ましいという事だけを携えて、やって来ました。我々のメッセージにどうぞ耳を傾け、どうぞ自分の理解の範疇の中で、判断なさっていただきたいと思います。

 

人間の本質は、グレートスピリットに由来するものであり、それは善であります。

 善とは、自分以外のものを大切にしようとする、非常に有効的なこころの働き・・・そしてそれは、スピリットの奥底にDNAのように存在している在りかたです。

 ですので、この次元で、両親の遺伝的な要素を嫌う方もいらっしゃることがあるかもしれません。でもそれは、自分自身を信用できない要素になりますので、どうぞそのような思いから、自分を解き放ってください。そうでないと、そのことに捕らわれ、その方々は苦しみます。

おおもとの性質を理解し、自分以外の存在に手を差し伸べることが、この世の中に生まれてきた存在意義でもあります。

 

そのことを深く理解していただくために、本日もメッセージを携えてやってまいりました。ここまでで、きりさん、どう感じていますか?

 

質問・キク:一つ思うのは、両親のDNAをもって生まれてきましたが、欠点ともいえる部分で影響を受けているていると思えば、嫌だと感じている人もいるということ・・・ひ、このようなことも付け加えたら良いのでは、とわたしは思いました。たとえば両親を尊敬するのが難しい場合もあるでしょう。

それでも、親子になるには何かしらの意味がある・・・その遺伝的要素も、自分の人生を決めるにあたって、プラスの要素が働いて欲しい、という思いで、そのような事になっているはずですので、その部分も簡単に付け加えていただくと、より理解が深まるのでは、と思いました。

 

 

予想通りのあなたの答えが返って参りました。非常にうれしく思います。あなたはそのことで、物心ついてから、この意味も訳も分からない状態から、非常にそのことに対して、自分に問題提起をしてきたことを、我々は十分理解しております。

 

我われが言っている意味をご理解出来ていますか?

 

応答・キク:はい。

 

 

では、あなたの母親から受け継いだ性質は、どのように作用しているか、あなたに我々から質問します。

 

回答・キク:良い面と、そうではない面があると確かに思います。いかんせん、私が今世、自分の計画を歩むうえで必要だと思った、このバイタリティではないでしょうか。しぶとく諦めず地から這い上がる力、丈夫な体もそうです。

そして、その負けず嫌いが一歩踏み外せば、悪い方に転がるのが、バランスを難しくしているところだと思います。

 

その通りです。そしてわたくしの経験から、ひとつ、述べさせてください。もう遥か昔、この次元で何年とは申しませんが、人間の記憶が薄れる位の遥か昔です。

 わたくしも肉体をもって、この世界に生きたことがあります。いまとは全然違う世界観の時代でした。そこでわたしはひとつ、苦しみました。

父親との関係性です。当時は、わたくしも本当に未熟であり、いまのような感覚を持ち合わせていませんでした。父親の性質は次の通りでした。おおまかなことしか決めず、細部に渡って物事を決めることなく生きていくので、非常に大きな過ちをおかすことが何回もありました。

 それを見るたび、なぜ、この人は段階を経て、そして計画性をもって生きないのだろうか・・・そのようなことをわたしは非常にいぶかしげに思い、父親を自分よりも未熟な存在だと思っておりました。

 それが、後になって、実は私自身が持っている似たような側面を克服するために、合わせ鏡として生まれてきたということを知りました。

 わたくしも、大胆不敵なところがあり、計画性もある程度は立てるのですが、その場に起こった出来事に全神経を投影させながら、その問題に取りかかろうとして、もとの問題を忘れてしまうというような、失態、失敗を繰り返しておりました。

 それは、生きている間になかなか克服出来ないことでした。

そしてわたくしは、その人生で身体を離れ、魂の世界に戻った時、どのように感じたか・・・「ああ、父親は尊敬するべき人間ではなかったけれども、わたくし自身の合わせ鏡になり、自分の人生のテーマを、少しでも軌道修正することが出来た」そのような意味で感謝の念を持ち、父親の魂と後に合意しながら、魂としての関わりを終了いたしました。

 このように、わたくしにもそのような人生があったのだという事・・・

このことをお伝えすれば、いま同じような悩みで苦しんでいる方々に、ほんの少しでも光の方向を指し示すことになればよろしいと思います。

 

ですので、きりさん、あなたが自分の今世の問題を克服するにあたって、あなたのお母さまだけではない、あなたのお父様の性質も克服し、合わせ鏡の性質を持っているという事をもう一度理解していただきたく、我々は願います。

 

回答・キク:父の妹であるおばさんは、数年前最後に会った時、わたしにこう言いました。「お金の使い方には気をつけなさい、お父さんもそうだったから」と、わたしにも気を付けるように・・・と(笑)父は地元で経営者をしていましたが、確かによく似ていて、最近克服を意識していますが、そもそも夢や理想を追いかける性質でなおかつ、お金の使い方があまり上手くありません。同じ空気を感じたのでしょうね。

 

叔母としての思いやりです。そしてそれは、あなたのこれまでの過去生の性質にも由来する、教訓というものを与えていただいております。すべて物語がつながって、あなたは理解されたと思います。

このマザーガイアの便りを毎週かかさず読んでいらっしゃる方に、ひとつのメッセージを送ります。あなた方のご両親、そして兄弟姉妹、すべて血縁にまつわる方々は、あなたの先生です。ですので、自分の在りかたを注意深く、外から客観的に自分自身を見るような性質をもっと育ててあげてください。

 そのようにすれば、こころが暴走するとき、自分をなかなか正確に見れないとき、苦しい時・・・それが自分自身を助ける感覚になります。そのことをどうぞ今からでもなさっていただきたく、願います。

人間には必ず事足りない部分があり、そして過ちを繰り返し、その中から成長していく存在です。わたしも、生きている間、肉体を持っている間は、たくさん後悔をいたしました。その後悔があればこそ、あなた方への対応、そしていま生きている方々へのメッセージが非常に有効になると感じております。

 

今日は、荒唐無稽なお話はしないようにしていますので、どうぞ対話形式で、失態談やその中から得た成功談をお話しいただければと思います。マザーガイアの便りを読んでいる皆さん、そしてあなたに向けている言葉です。このやりとりが、この便りを読んでいる方々の道標になればと思いますので、どうぞこの会話に入ってきていただきたく思います。

 

 

こまでできりさん、なにか質問がありますか?

 

質問・キク:わたしたちの参考のために質問です。マザーガイアさんのお父さんのお話についてです。その人生が、身体をもって生まれた最後だったのでしょうか。最初から、先ほどの内容を学びにしたいと思い、ご両親を選ばれた、ということなのでしょうか。

そうです。それ以前にも生まれたことはありますが、先ほどの人生は、印象深い、肉体を持った最後の生です。

質問・キク:つまり人間にとって、両親を尊敬できない部分がある・・・そしてその葛藤の中から、この両親を選んだのはなぜだったのだろうか・・・という所へたどり着くというのは、容易なことではない、とうことでもあるのでしょうか。

そうです。その生涯をかけて理解する物語でもあります。それでも、生きている間に葛藤の末たどり着いた、解った、理解した・・・は、その学びの物語の真意のうち、おおよそ半分だと理解していただければよろしいと思います。

ですが、その解った、という経験が、あなた方の自信にもつながり、その経験値が飛躍的に魂と人間性を成長させますので、それは良い経験だと思われますよ。

 

質問・キク:通常私たちの地球では、両親を尊敬できないなんて、なんて未熟なのだ、と思われ兼ねません。

 

いいえ、それは、あらゆる葛藤経験を経て、最終的に尊敬できるために経験する人生です。難易度が高い物語です。

 

質問・きり:マザーガイアさんのこのような視点からのお話しに、どれだけ勇気付けられる方がいるだろう・・・と思います。

 

ですので、我々もあなた方とほぼ変わりがない存在なのですよ。と何回も申しております。

 

 

質問・キク:ということは、読んでいらっしゃる方の中には、ハーフの方々のように、そのような思いで苦しんでいる方もいらっしゃる・・・ということですね。

 

 

すべてに対して、同じです。ハーフであろうがそうでなかろうが、親御さんとの関係は、すべてそのような傾向が存在しています。

 

そしてキクさん、今回のこの話、あなたの人生のほんの少しの理解にもつながれば、我々はこのようなメッセージを携え、本日やってきたことに非常に意味がある、ということを喜ばしく思います。

質問・キク:地球には、一般概念として、両親を尊敬するのは当然のこと、誰もが両親というのは自分をかけがえがなく、無条件に愛してくれる存在、ということがあります。そこから外れているということは、自分に問題があるに違いない、という思いに苛まされるとうことでもあります。

 

いいえ、そんなことはありません。たとえば両親から虐待された子どももいるでしょう。そのような場合でも、その両親との関わり性があります。

 ただ、その親御さんが予定よりも非常に幼かったのかもしれない・・・そして社会情勢、その方の遺伝的要素も加味しながら物事を考えなければなりません。

 ですが、虐待され、非常につらい人生を送った方にも、これは大切なことですが、ある程度手厚いケアが必要だという事です。ですので、そのことに関してもご自分を責めないでいただきたい。

生きているだけで、あなたがたは、素晴らしい存在なのだということを、我々は身をもって、経験をもって、証明いたします。

我々は、自分たちが経験したこと、それは大切な宝だと思い、その経験をあなたがたに伝えるべく、やってきております。

人間の苦しみは、「自分が愛されていない・・・」と感じるその苦しみがすべてです。例えば、あなた方を虐待した両親・・・ですが、本当にその子どもたちを憎いと思って虐待しているのでしょうか。いいえ、違います。

 その虐待する親も虐待の渦中で、非常に苦しい思いをしている・・・そしてその連鎖を断ち切りたいと願っている・・・同じ人間ですので。悪い側に入っている人間は、本当に苦しい思いをしています。

この意味合いをキクさん、あなたは理解することが可能でしょうか。

 

回答・キク:はい、苦しいことだと思います。それを行って晴れ晴れとした心底幸せな気持ちになる人は、いるわけがないと思います。

 

はい。ですので前回、インターネット、その動画や写真、素晴らしい取り組み。そして種族が違えども助け合う事、美しい自然を見た時に共鳴するこころ、それはどのような人間でも持っている、ということをお話しさせていただきました。そのお話しも、今日の親子関係につながってまいります。

 

善あるところに豊かさがある。そして、人を大切にしない思いに、陰りが落ちて行く。

この言葉は、人間がこの世に存在してから、変わらずずっとあることです。これからも続くでしょう。この星が楽園になるには、まだまだ時間がかかります。

ですが、楽園にするのは、あなたがたの努力次第でそれがどの時期になるのか・・・それは、この人間という存在の責任です。

 その営みに集中していただくために、我々は前回、途中で人類が、この星がなくなるようなことは起きない、と断言させていただきました。

余計な心配はしないで、ご自分の人生を生きて行っていただきたい。ただその思いで我々は、毎回毎回、霊団からの使命を受け、あなたがたの世界にやってきて、たくさんのメッセージを伝えるべく、用意を携えながら本日もやってまいりました。

人間は、完璧ではないのですよ。我々霊団も、完璧ではないのです。ですので、いま苦しんでいる方々にこの言葉をお伝えいたします。

わたくしたちは、あなた方に対して、ネガティブな思いを一切持ちません。ぜなら、あなた方は、その物語を学んでいることにしかすぎませんので。

 その学んでいる姿を、いぶかしく思うこともありません。手を差し伸べ、支えるという思いしか、我々にはないのです。

自分以外の、自分が置かれた状態の尺度から見て、つらいだろうな、と思う人々に手を差し伸べ、そして自分が置かれている状態より、少し余裕がある方々に救いの手を差し伸べられたときは、素直にその助けにすがってください。

それがあなたがたの幸せのもとになります。

人間は助け合いながら成長していく存在だという事を、心の底から理解して、助けられる・・・そして助けられたら、その次の人を助ける。そのようなことをなさっていただきたいと切に願います。

 

キクさん、いかがですか。

 

回答・キク:そうですね。今日は指針のお話し、とても豊かなお話しでした。

 

我々もあなたがたとまったく変わりはありません。しつこいようですが、このことは毎回繰り返します。

 

質問・きり:今日のお話を聴いて解ったのですが、だんだん生きる上での悩みの克服の難易度が高くなっていく・・・つまり、読んでいらっしゃる方々も、様々な試練の渦中ではないか、と感じているところですが。

 

はい、その通りですね。

わたくしも、肉体を持った最後の生、非常に苦しみました。胸をかきむしるような日々を送っておりました。そのような経験をわたくしたちはしているのですよ。

 

質問・きり何か物分かりのいい人間や、左団扇とはいいませんが、内側から見ても外側から見ても、そのような状態にも近くなると思っていましたが、決してそのような訳ではないということが解かりました。

 

 

あなたも、そのことにこの二週間、非常に苦しんでいるということがわたしたちも解りましたので、いま、この時期にこのテーマを携えてやってくるのが、非常に的を得た時間軸でしたね。

回答・キク:いかんせん、人間関係でどうあるべきか・・・とあらたに気を使ったり、悩みました。

例えばの話です。人をだましながらというか、本当のことを言わないで、その方々からたくさんの物を得るだけ得て、その関係性を絶った時、どのようなものが残るでしょうか。

想像してみてください。わたしでしたらば、非常に深い後悔の念を引きずりながら生きていくことでしょう。そして、その後悔の念を生きている間に、その方にもう一度出会い、おわびし、そして自分のしたことを素直に話した時、それは生きている間にその問題を解消したことになります。

ですので、そのようなことをずっと隠しながらいきていくということは、自分の成長を妨げ、豊かな性質を蝕む結果になりますので、どうぞそのことは、気づいたときにお止めになっていただきたい。そのような願いでたとえ話をさせていただきました。

 

 

質問・キク:わたしたちが親近感を抱く方々は、あまり苦しみを見せず、いつでも他の方々に良いものを放っていようですとか、人を明るい気持ちにさせよう、という方がとても多いと思います。

美しいもの、美しい言葉、そして人を前向きに思いやるような言葉を放っている方も多いかと思いますが、その陰にはつらいこともたくさん持っている方も多いのかと思いました。

 

はい。そのような方は、非常にその人生を正確にみつめ、自分の人生のテーマ、そして人に対する思いやり、これをベースに生きております。素晴らしい人生を送っております、と我々から言葉を述べたいと思います。どうぞその在りかたを今後も続けていっていただきたく、切に願います。

 本日はこのマザーガイアからの便り、これにて終了させていただきます。

 

そして4月は、このテーマでお伝えします。人間と自然、そして人間と動物。この3つの存在のつながりの物語を携え、来月わたしたちは再びやってまいります。


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