月: 2017年11月

マザーガイアからの便り・本編~ vol.24

マザーガイアからの便り・本編~ vol.24

2017.11.28 マザーガイアからの便り・本編~ vol.24

それでは、ご挨拶からはじめましょう。

14のスピリットから構成される霊団を代表して、今回はマザーガイア様に替わり、わたくしカンナ・カムイが、この通信の本編・24回目のご挨拶をお伝えいたしましょう。

いつも読んでいる皆さまに対して、そして初めてこの通信を読む皆さま。ようこそお出でくださいました。
あなた方が必要としているものを受け取って持ち帰り、ご自分の人生に豊かさをもたらすことが出来れば、私たちのこの通信は成功いたします。

今回の通信が終わるまで、どうぞお付き合いください。

この通信は残すところ、あと2回になります。
限られたこの2回に、どのような通信をあなた方に届けることが可能でしょうか。わたしたちは、たくさんの叡智を持ち合わせ、たくさんの智慧を駆使しながらお届けしてまいりました。

あなた方の目指すところの人生が豊かになりますように、日々願いを込めてこの通信を伝えています。

人間の智慧というもの、叡智というもの。そう、石器時代からはるか遡り、数万年に及ぶこの時間軸。この1000年、500年、300年の間・・・非常に理解力が増し、人間の世界も様変わりしてまいりました。

その途中では悲しい争い、人間同士の望ましいとは言えない闘争がたくさんありました。ですが、もうそのような経験を卒業する、自分の自我を手放す時代に突入しています。

言い換えるならば、世界中に散らばっている同胞が、もう一度手をつなぎ、そして互いに支え合い、この星に生きる意義、人間の存在意義をもう一度、理解する時間がやって参りました。

これからは、共存の世界へとシフトしていきます。共存というものは、人間だけではありません。動植物、人間を超えたすべての共存です。まだまだ今現在、その渦中にありますので、あらゆることを気づかねばなりません。

理想的な行いではないことを、まだ行っている方々もそのことを気付くために、そのような経験をしているのだと、わたしたちは認識しています。

どうぞそのことを踏まえて、今回の通信をぜひあなた方の豊かなスピリットの領域に持ち帰ってください。

ではここで、一般的な人間を代表して、ここに居るキクさんにお尋ねします。
いま、この2017年11月、この世界の地域でどのようなことが行われているか、あなたの認識を通してお話しください。自分の理解の範囲で構いません。

回答・キク:予想もしないような出来事がたくさん起こりますね。一つは、自然状況の事、もう一つは世界情勢の事の二つに分けてみます。世界情勢のほうは、これまでのあらゆる暗く隠され抑圧された問題が噴出して、これからどうしていくのか、といった事が問われている気がしています。

もう一つは自然災害ですね。地球が壊滅ではありませんけれども。

大災害では、例えば実は津波が以前、ここまで来たことがあると古い歴史には記されていた、というケースも読みました。昔の人の遺した言い伝えや、過去の歴史からの智慧も、これからは一段と大切にしていく必要があるなと思いました。

そうですね。自然災害は予測がつきませんが、その言い伝えを守ること、先人が残した知恵をもう一度再確認することも、大切でしょう。ある意味改めて自然災害を経て、そのような気づきが起こったともいえるのではないでしょうか。

中にはこの災害で、その人生を終えることになった方もいらっしゃいますけれども、そのことは、いまは触れないようにしております。

これからの人生、人間の世界はどのような様変わりがあるでしょう。豊かな人間らしい変化を望まない人は、誰一人居りませんね。または、争いを好む人も本来は誰一人居りません。この二つの物語を織り交ぜながら、あなた方が必要としていることをお伝えいたしましょう。

それはほんの少し、経験を持った存在としてのわたしたちの務めです。歴史は繰り返されるという言葉を聞いたことは、近年たくさんあることでしょう。この歴史はどうして繰り返されるのでしょうか。

人間は、忘れやすい存在なのでしょうか。これは本来の話ですよ。
いいえ、忘れやすい存在ではありません。ただ、いまの世の中の不安定な要素があるので、先人たちが警告を鳴らしたことに、意識を向けられないだけです。

ある意味、「そんなことは、もう起こらないだろう」といった、安易な考えがあったことも事実でしょう。数百年前の話、百年以上も前の話になれば、より一層、その出来事が後の世代の人間たちには、リアルに感じられません。

ですが伝承、言い伝え、昔話、そして時に童話には、言い換えれば人間性の本当に豊かな部分、神様の部分に伝わる言い伝えが、そのような物語にすべて織り交ぜられておりますね。

伝承、昔話、言い伝え。それは警告です。後の子孫が同じ苦しみをしないようにするということは、先人の務めです。ネイティブアメリカンは、その物語を具現化し、数百年に渡ってその文化を構築しました。その他のネイティブ達もその通りでしたね。

ですが、産業革命、そして経済重視の世の中に移り、わたしたちはその事を忘れてしまった、ということではありませんけれども、認識の大切な部分を、意図して考えてはいなかったことです。

ですが、物質的な豊かさの延長線上にあったのは、一方で心が貧しくなってしまったのではないか、という気付きでもあります。

ここが大切です。物質の世界、そして精神の世界は反比例しております。精神の豊かさは、物質の豊かさにあらず。

人間同士の関わり、あらゆるいのちを持った存在達との関わりは、その真髄に当たるものです。生命体同士が交流しなければ、グレートスピリットの分霊の善き部分が作動しません。

ならば、この2017年。21世紀が始まって17年が経ちました。この短い17年の間、どのような物語が色濃く残ったことでしょう。

途中では天変地異が起き、人間同士の繋がりや、本来人間とはこういうものなのだと、世界に指し示した物語もありました。

そして紛争や戦争の中、子どもや老人、動物など、抵抗する術がない存在が犠牲になっているこの姿。インターネットの浸透でリアルに本当の事が伝えられてきている。それを見て現実を知り、どのようなことが行われているのかを理解するという物語。これも大切でしたね。

ですので今後、5年、10年の間、どのようにすれば本当の人間らしさが発動するのかという事を、各責任を持って生まれた人々が、指し示しながら「そうだ、そうだその通りだ。私たち人間は、本当はそのようなことを望んではいないのだ」といった大衆意識まで遡り、軌道修正していく物語が今後30年位の間に起こっていくことでしょう。もう各地で起こっておりますが。

そのような道筋を踏まえて、この通信を読んでいる方々は、どのように自分の人生に重ね合わせるのでしょうか。

わたしたちは、この本当の物語を伝えたくて、たくさんの時間をかけ、タイミングを見計らい、この2017年の初めに、発信を始めました。

幸いなことに、ほんの一組だけ残った媒体が、それを可能にいたしました。褒めているのではありません。このことをわたしたちは誇りに思っているのです。

そしてこの通信を通して、共鳴し、受け取るものがあった方々。

まだ限りある少数派の人々ではありますが、その方々は、グレートスピリットの片鱗を色濃く持っている方々です。自分の言葉として、人間の在り方、それを健全に伝えることが可能な方々が、この通信を読んでいるものとわたしたちは認識しています。

ですので、あなた方に対して、一つだけ願う事があるとすれば、自分の持ち場(生業や活躍の場)を豊かに人間らしい側面に合わせて、営んでください。ただそれだけです。難しいことではありません。

そして、この通信の編集をしているあなたに、最後に付け加えていただきたいことは一つです。先ほど(この通信の前に)マザーガイアという言葉に銘打った、わたくしたちが伝えたあの言葉を付け加えていただければと思います。

「マザーガイアの便り」の真髄です。グレートスピリットの分霊は、人間だけではありません。動植物、すべてにグレートスピリットが内在しております。

この地球と言われる惑星は、その学びを具現化する場所です。どうぞこれからの営みを、すべてのいのちが支え合うものがたりの糸口にしていただきたい。これがわたしたちの唯一、変わらないただ一つの願いであります。

日々の生活に戻り、そのことを意図しながら、無理はなさらずに、それぞれの習慣の中にその片鱗を織り交ぜ、ご自分の人生を生きて行ってください。

それが、あなたが生まれた存在意義です。自分の生活を犠牲にしてまで、という事ではありません。あくまでも、グレートスピリットを内在している存在同士が支え合い、助け合い、理解し合い、生まれ落ちたこの時間を、豊かなものにしてください。

それが、グレートスピリットの願いです。
今日は、このような時間をいただいてありがとうございました。

お別れの言葉です。

キク:今日の、ですね。

はい。皆さんとわたしたちは、変わらぬグレートスピリットの兄弟です。
どうぞ、わたくしたちをありがたいと思わず、そして敬う事はなく、ただ人生の経験の先輩としての位置づけでわたしたちを認識してください。それが、あなた方の幸せにつながります。
感謝の気持ちを込め、ありがとうございます。

マザーガイアからの便り・本編~ vol.23

マザーガイアからの便り・本編~ vol.23

2017.10.31  マザーガイアからの便り・本編~ vol.23

マザーガイアです。

では今回も、マザーガイアからの便りを始めましょう。
今回は、原住民と呼ばれている、ネイティブ・スピリットに近い方々のお話し。そうですね、あまり時間は長くはないですが、その真髄をカンナ・カムイが伝えさせていただきます。それではここからはカンナ・カムイに替わりましょう。


カンナ・カムイです。
この通路(ミディアム・佐藤)は、ダイレクトにわたしの意向を通すことが可能になってきました。素晴らしいことですね。あなたにも感謝を申し上げます。

では、読者のみなさま、初めてこの通信を読まれるみなさまへのメッセージです。
みなさま方は、精霊の世界を知ろうとされている方々です。ネイティブ・スピリットは、精霊の世界の意向に沿って生きる営みを経験し、体現しながらこの地球上に暮らす人々です。

ネイティブ・スピリット、それはよりよく生きようとする方々です。
どうぞご自身が必要な言葉だけを受け取り、自分の人生に持ち帰っていただきたい。そう切に願い、今日もやってまいりました。
伝え手は、カンナ・カムイです。

この地球上には、ネイティブ・スピリットと呼ばれる自然に根差した、素晴らしい性質をもつ先住民族と呼ばれる部族がたくさん居ります。

俗に言われる東南アジア、アジア諸国、欧米諸国にも居りましたね。
その彼らは、代々伝わる自分達の部族の教えを忠実に守り、自分達の世界の範疇の中で暮らしていました。時は過ぎ、あらゆる世界、国境がボーダレスになったこの時代、どのようなことが起きるか、非常に楽しみですね。

ある意味では、部族間の境界線がなくなり、自分達部族との精霊の世界、その他の部族の精霊の世界はまったく同じであった、という気付きはどのような世界を構築するでしょうか。つくるでしょうか。

それは、紛れもなく人間同士が支え合う世の中に近づくはずです。
わたしも、北東北のかの地で営みをしていたころ、他の土地にも同じような自然信仰を持つ他の部族があることも知らずに日々の営みを送っていました。

やがて肉体の死を迎えてその身体から離れ、世界中のネイティブスピリットとのたくさんの繋がりを知った時、本当によろこびに満ち、自分の身体が震えたことを覚えています。

ではここでキクさん、あなたに質問いたします。
ネイティブ・スピリットとは、どのような底力を持っている物語なのか、あなたの認識をわたしたちに伝えてください。これまでのわたしたちとの関わりで、その意味合いを理解したものと思い、あえてこの質問を投げかけました。

回答・キク:底力、ですか。ネイティブスピリットを体現する者たちの、グレートスピリットから受け継いだ、自然と暮らす智慧、自然と一緒に地球に生きるもの達と共に歩み、向上していく智慧を伝えていく底力でしょうか。

あなたからの言葉を聴き、とてもよかったと思っています。まさしくその通りですね。
わたしたちは、まさしくその事を伝えたく、遥か昔から時期を見据えながら、行動してきました。

多少この真意を伝えるには時代が早かった時期もあります。また、わたしたちも経験値が成長していなかった部分もあり、少し異なった時代背景の方々に伝えたこともありました。

ですがそれはすべて、今につながる経験でした。いまわたしたちは、伝えるべき時期に、伝えるべき内容を内在し、手に持ち、こうして必要とされるぴったりの方々にお届け出来ることに、安堵しています。

この通信を読んでいる方々。あなたがたはすべて、そのような方々です。どうぞあなた方の人生に、感性に、善きものだけを受け取り、持ち帰ってください。そしてあなた方は責任ある存在です。どうぞ自由にその責任感を表現してください。それが私たちの願いです。

では、ネイティブの部族の話に戻りましょう。
この世界の発展途上とされる国や地域に存在している人々は、貧しいのでしょうか。豊かなのでしょうか。あなたはどちらかお分かりですか?

回答・キク:見る角度ですね。

はい。まさしくそうです。見る角度によっては豊かであり、見る角度によっては、「ああ、貧しいな」と思うでしょう。そしてこれから固定の地域を差しますが、これは編集者としての自由意思におまかせいたします。記するのも記さないのも、あなたの自由ですよ。

このアジア諸国には、たくさんの発展途上とされる地域があります。
ベトナムにしろ、インドにしろ、そうですね・・・タイ、インドネシア、フィリピン・・・たくさんの国があります。ボルネオもそうです。南米に位置する国々もそうです。

いま、伝えた国々は、すべてネイティブ・スピリットの働きが色濃い国々ですよ。

なぜなら彼らは伝統的な、その地域で何十世代、何百世代もそこに住んでいます。そしてその伝統的な教えは、どの地域も一つに集約されています。

「自然の恵みと共に生きなさい。そして自然の背後にある、神という存在を敬い、その教えを守りなさい」

時期が来れば、いまお話しした地域は、経済的にも豊かになっていくでしょう。なぜならば経済というものがこれまでの様式とは変わっていき、その地域性と、その地域と地域をつなぐ人間性を豊かにするからです。

紙幣の健全な運営は、その地域の経済性を豊かにしてくれます。もう、今までのような経済の在り方では成り立ってゆきません。

ですので、いまお話しした地域は、独立して世界に向けて自分たちの営み、そのネイティブ・スピリットの在り方を健全に育てていくことでしょう。

その地域には、非常に知性豊かな代表者が今後おおよそ10年程度の時間を経て、誕生していくでしょうね。これはわたしたちの感じた、今後の予定をあらかじめお伝えしています。この地域が豊かになれば、世界の関係性は大きく変わります。豊かにつながりやすいインターネットの世界は、そのためにも存在することでしょうね。

わたしたちは、これからの世界に対してネガティブな思いを持ってはいませんよ。このことに対して、一般的な人間として、質問などがあれば投げかけてください。

質問・キク:はい。なぜ、東南アジアのそれらの地域が経済的に豊かになっていくのか、という図式が良くわかりませんでした。

その国はその国で紙幣をまわしていけばよろしいのです。豊かな自然の中には、たくさんの産物があります。これは搾取ではありませんよ。育てながらそのような産物を必要とする人々に、紙幣を介してお分けするということです。

それは、豊かな経済性を産むでしょう。国の中でも、その他の国が必要になってくれば、それば貿易になってきます。

経済のしくみが変われば、紙幣的、経済的な貧しいというということから脱却するでしょう。豊かさというのをその地域と欧米諸国、そしてわたしたちの日本と比べてはなりません。あくまでも豊かさは、その民族たちにとっての豊かさということです。

この世界で言われる発展途上ではない、先進と呼ばれる国の人々は、その後、心が豊かになったでしょうか。この答えがすべての集約だと私たちは思っていますよ。

そして自国で食べ物を自給する割合も上げていくことです。そこには、いわゆる先進国から沢山の技術者がそこに出向き、サポートしてまいります。

ネイティブ・スピリット、それを内在している部族の方々は、それを環境破壊ではなく、環境と共生しながらやっていく感性が身についておりますので、本当の意味でその部族だけに任せすれば、環境破壊にはつながりません。

質問・キク:世界でもそれらを学んで、そしてその中にテクノロジーも取り入れて行こう、という事が始まるのですね。ネイティブスピリットを尊重した、技術者たちとの国を超えた交流ですね。搾取ではなく、過去の時代とは違う付き合いといいますか。

そうです。もう始まりつつありますよ。搾取ではありません。サポートです。助け合いです。これが、人間同士の争いをなくし、互いに豊かにこの地球上で発展していくしるしです。

質問・キク:ネイティブが軽んじられて、その純粋な在り方から、搾取される時代は終わっていくということなのですね。

はい。それらの地域では教育が重要になってきます。教育というものは、洗脳ではありません。豊かに考える知恵を磨くという事です。
国際レベルで読み書き、感情のコントロールが出来る叡智を身に付けた方が存在、成長すれば、争いはなくなり、互いを尊重しあう世界が誕生するのではないでしょうか。

自分達の主張も、相手の方に届けられる智慧は身に付けなければなりませんね。

質問・キク:一昔前までは、ネイティブの人々を軽んじて、何か自分たちの利益につながるようにしよう、などということがあったようですが、ネイティブを伝えていく方々の行動や活動の成果で、ネイティブスピリットという叡智は、後世に残さなければならない大切な遺産である・・・という意識が広まってきたともいえるのですね。

人間は、すべてグレートスピリットの分霊です。ネイティブスピリットは、その性質を忠実に守るための存在です。その中では、自由な判断もありますね。どこのネイティブでも、精霊に対して尊厳をもっていない部族はありませんね。

キク:どんな活動にしても、未来に向けてメッセージを伝えていくという人々がいるからこそ、そういったことが世界に広がっていくのですね。人権も環境も動物もそうでした。

はい。そうすれば人間世界だけではなく、自然環境や、自分達だけではない他の命に対しても、そのような敬い、すべてがそれぞれに大切だ、存在意義がある。という思いが誕生すれば、現在行われている望ましいとは言い難い行動は、だいぶ移り変わっていくのではないでしょうか。

この星は、グレートスピリットの教えを体現する教室です。他の惑星にも、同じような時期に、同じようなことを経験している星々がたくさんあります。

それほど、グレートスピリット・創造主といわれる存在というか、思いと言いますか、それは計り知れないものです。限られた時代・時間を、肉体を持って経験すること。それはその存在が何を経験するかによって価値観が決まります。

先進国も、発展途上の国も、互いの感性を讃え合いながら、相手の尊厳を守りながら交流していくのがこれからの世界です。

どうぞみなさま、この物語を読み、ご自分の次の世代にバトンを豊かに育ててお渡しください。今日のマザーガイアからの便りは、これで終了させていただきます。

次回は、これまでよりもう少し違った観点から、わたしたちの目線を通して、みなさんに人生の目印をお届けすることを、ここにお約束します。

今日はありがとうござまいました。